複雑な思いと戦いながら・・・ヤクザを書く

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おはよう御座います!さて、私自身、今まで思いでも過去も、考え方も物の見方も全てを捨てて新しい”ヤクザ”という道を歩き始めることとなったわけですが、このことを書いていくことに凄く戸惑いがありました。 ただ、このブログを書いていこうと決めた理由のひとつは、評論家などが見たり聞いたりしたことではなく、いじめや自殺未遂、そして閉鎖された世界の少年院やこれから書いていく刑務所生活、ヤクザ生活を経験した私の挫折や失敗を書いていくことで、今、迷っている、苦しんでいる、自分自身を見失っているような人たちに、何かのヒントにしてほしい!反面教師にしてほしい!そんな思いがあったので、 きちんと自分が経験したことを書いていきたいと思います。 昔、ヤクザやっていたんですよね・・・ なんて言うと、 それだけでこの人間とは付き合わないほうが良いとか、 この人間はダメ人間とか 危ない人とか 思われる方も今まで実際に多かったです・・・ これは仕方がないことなのかもしれません。 私だって過去を消せるなら消したいと思うときもあります。でも、過去を消し去ることはできない。そして、過去はあくまで私が生きてきた証。 受け入れられる、受け入れられないは関係なく、自分の生き方に、そして自分自身を愛し、そして、過去に生きることなく目の前にある自分自身の道をしっかりと一歩、一歩、前を向いて歩いていこうと今は思って頑張っているつもりです長くなりましたが、 ブログを書くまでに、私の中でこんな思いがありました。 さて、 私のまったく知らないヤクザとしての生活が始まった。 私は毎朝、朝早く起床して、兄貴の車を掃除兄貴や姐さんが起きると、部屋を掃除する。そして、兄貴と共に外出する。 兄貴は特にシノギがなかったので、外出といっても、パチンコ屋なのですがね・・・・ 本当にこの頃は、毎日パチンコ三昧でした。兄貴はパチンコ三昧でしたが、姐さんは資産家の娘で、スナックを何軒も経営していましたね。 ホント、やり手でしたよ! 兄貴は、私が始めての舎弟だったので、すごく優しく、そして色々と親密にやくざのこと、組織のことなどを話してくれた。 夜10時、パチンコ屋が閉店すると、飯を食べに行く。 パチンコで負けても勝ってもいつも毎日寿司や焼肉など、豪華な食事に連れて行ってくれる。 私は、ヤクザってカッコいい!そう心からその時は思っていた。 飯が終わると、姐さんの店で酒を飲む。 そして、深夜2時に姐さんの店が終わると、また、姐さんや店の女の子、店長などを連れて食事に行く。 そして、朝5時過ぎに帰宅。 こんな毎日だった。 週に2回は当番と言って、事務所に電話番で泊り込みをしてましたね。 3ヶ月もすると、私もヤクザの貫禄(まぁ服装だけだが)が出てきて、パチンコと事務所当番だけの生活に飽き、何か自分で稼げるようになりたいと思い、 携帯電話の新規契約者を募集する業務を請負うことになり、小さな有限会社を設立しました。 当時、殆ど携帯電話を持っている人などいない時代だったので、初期費用無料という文句で面白いように新規契約がとることができましたね。1契約で数万円が貰えたので、私は一気にある程度のお金を稼ぐことができた。 また、携帯電話のほか、家庭の固定電話無料通話サービスの新規加入の募集も始め、これもまた、面白いように契約が取れた。 通信関係などの知識なんかまったくなかったが、多分、半年程度で3,000万円以上は楽に稼ぐことができましたね。 仕事が終わると、知人のスナックでドンちゃん騒ぎ。 まぁ、本当に面白かったですね。 そんなある日に、行きつけのスナックのオーナーから深刻な電話が入るのである。。。。