ヨットの話

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東京支店新入社員Tです。僕の趣味の一つにヨットがあります。普通の人はヨットというととても優雅で、お金持ちというイメージがあるかもしれませんが、僕たちが一番楽しかったのはヨットレースです。僕たちが乗っていたヨットは、クルーザーと呼ばれるキャビンのついた10m~15mくらいの船です。このくらいのヨットになると、一人で動かすことはできません。船首に一人、中央に一人、コクピットと呼ばれる作業スペースに三人程度、舵を取る人間、そして艇長と、7人~10人程度が必要となります。それぞれが、各自の役割を完ぺきにこなし、他人が作業していたら、自分に何が出来るのか?それを常に考えなければ、船は速く走りません。All for One One for All(みんなは一人の為に 一人はみんなの為に)の精神です。また、風を読み、波を読み、ライバル艇の動きにも気を配らなければなりません。ヨットレースは、会社と似ています。社員一人一人が、ほかの社員の仕事を把握し、自分の役割を考えながら行動する。会社というヨットを目標達成というゴールに導くために、景気という風を読み、市場という波を読み、ライバル会社の動きに気を配る。そうやって勝ち取った勝利は、何物にも代えがたいものです。ちなみに僕たちが参加していたヨットレースは、草レースのようなものですから、優勝しても、ウイスキーを一本もらえる程度です。それでも僕たちは仲間との信頼と、同じ目標に向かって、協力し合って勝ち取った勝利という、お金では買えないものを得ることが出来ました。 防犯、監視カメラの卸販売