中里在来ハトムギ、断片紹介 津軽 古川味噌店

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青森の在来種「中里在来ハトムギ」の栽培~中泊町で、ハトムギを30年近く栽培している福浦営農組合(農家数5戸)の代表塚本弘さん。今年は収穫が早く、作業の最終日にお伺いした。塚本さんが栽培しているのは「中里在来」という農水産省も認める固有の在来種。古くからある在来種で未だに栽培されているのは、日本では「中里在来」と岡山県にある「岡山在来」だけだという。 加工品は全部で7品目。ハトムギの生産量の(約6トン)約半分はお茶に加工される。遠赤外線焙煎のため、あまりお茶の色は出ないそうだが、成分はしっかりとれるそうだ。これは、化学分析機関に依頼して調べてもらっている。 塚本さんの誇りは、機能性農産物を作っているんだという自覚とお客さんから喜ばれているという事実。今後は、新しい加工品の開発を考えているという。 ハトムギは、イネ科ジュズダマ属でインド・マレー地区の原産の一年草。日本には江戸時代享保の頃に伝わり「ヨクイニン」の別名で親しまれ、健康の保持や美しい肌作りに役立ち、胃をいたわり栄養価も高いということで「生命と健康の草」と呼ばれていた。ものの本によれば、脱穀子実をヨクイニンと称するとある。昨今、美白や美肌という言葉が、若い女性の間でもてはやされている。その少し前から健康をうたい文句にした食品が出回ってきた。どちらにも、良いとされる食品の中に、ハトムギがある。中国の記録には、かの楊貴妃が愛用していたとある。~ 青森の無添加味噌と津軽特産漬物の製造、通販 と中里在来はとむぎ商品の通販 天然醸造津軽味噌2k840円から、 津軽特産・と漬、紫蘇の実漬、茗荷漬等 。はとむぎ茶、ハトムギ粉、ヨクイニンなど http:// www.kogawamisoten.com 古川味噌店 ハトムギは、日本伝来以降日本全国に広がり、それぞれの地域に適した生態型をもつ系統ができあがっていきました。食用より薬用に用いられることが多かったようですが、米と違って主食とはならないため、品種として整理されたり改良されたりすることもなく、単なる在来種として存在するだけでした。青森県にも、小規模ながら、古くから薬草として栽培してきた地域があります。それが中泊町の福浦地区(旧中里町)。この地で昔から栽培されてきた在来ハトムギこそが「中里在来」なのです。