東京支店のヒノッピーです。
今日は、経済用語のブルーオーシャン戦略についてお話しします。
ブルーオーシャンとは青い海?
何のことかさっぱりわかりませんよね?
通常、似たような製品がひしめく市場をレッドオーシャン市場と呼びます。
まさに、競合他社との血で血を洗うような市場のことです。
これに対してブルーオーシャンとは、他に似たものがない、
競合のいない市場でのびのびと商売が出来る市場のことです。
そんな市場があれば、誰も苦労はしませんよね?
そんな市場が簡単に見つかるわけもないし、
そんな商品の開発も難しいと誰もが思います。
しかし、発想の転換一つで、レッドオーシャンを脱し、
ブルーオーシャンへと向かうことのできた例を、お話しします。
その前に、現在のレッドオーシャンを
ブルーオーシャンへと変える一つの法則を頭に入れてください。
法則
1. 今までの常識で、必要とされていたものを無くしてみる。
2. そこに何かを足してみる。
たったこれだけです。
シルクドソレイユと言う、サーカス団があります。
それまでのサーカスは、どこも同じように、
猛獣使いがいて、空中ブランコがあって、ピエロがいる、
どのサーカス団にとっても、派手なライオンのショー、
空中ブランコの有名なスター選手が必要だと思われていました。
ただし、ライオンなどの猛獣の飼育には、
多大な費用がかかりますが、
観客にとってはそれほど目新しくありません。
空中ブランコなどのスター選手にしても、
その世界では有名かもしれませんが、
ロックスターや映画俳優ほどの知名度は無い割に、契約料が膨大です。
シルクドソレイユでは、それまでのサーカスでは常識だった、
それら猛獣のショー、空中ブランコのスター選手を無くしてみたことで、
コストを大幅に減らすことに成功しました。
その代り、サーカスにミュージカルや、
お芝居の様な、ストーリー性を足してみました。
結果として、観客の支持を得ることが出来、
今ではご存じのとおりの人気のショービジネスとなったのです。
コストは下がり、収益は上がり、しかもシルクドソレイユと同じような
サーカス団は存在しない、まさにブルーオーシャン戦略です。
僕たちの仕事でも、今まで常識とされている何かを取り去り、
そこに新たな価値を付け加えてみることで、
案外簡単にブルーオーシャンが開けるかもしれません。