天涯孤独か・・・・・

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★世界が変わり始めた!!
あなたは今のままで本当に良いのですか?
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早速ですが、七福が応援する
NAOさんのブログの続きを書かせて頂きます!

私は少年院という、
隔離・拘束された環境から開放され、

日常の当たり前だったこと全てが
どれだけありがたいのかを
身をもって知ることができました!

普段、当たり前と思っていることが
本当は凄く大切なことだったりするものなのですね。

その大切さがいつしか当たり前になり、
大切なことを忘れ、何かを求めてしまう。

ホント、人間って欲張りですね・・・

でも、大切なことを忘れたら、
何を求めても手に入れることはできないだろうし、
たとえ手に入れても、いつしか、それは手から離れてしまうものです。

本当に大切なこと、
皆さん、もう一度考えてみてください!

さて、私は少年院を出て数時間後、
自宅(養親の家)に着きました。

新幹線の中では、
私が一人で養親に話しかけていた。

が、養親は、

そうか・・・

そうか・・・・

としか返事してくれなかった。

それには大きな理由があったからなのです。

自宅に着くと、
養親がこれからのことで話をしたいという。

私は養親を目の前にして席に着く。

すると、養親は何も話さず、
いきなり、100万円を差し出した・・・・

このお金を持って家を出てほしい・・・・

離縁してほしい・・・・

その一言を養父から告げられた。

離縁・・・・・

なぜ・・・・

私は養親が言う

離縁

という言葉の意味がわからなかった。。。。

でも、声にして養親に聞くことができなかった。

数分間・・・・・・

沈黙が続いた・・・・・

そして、沈黙を破ったのは、
大きな声で泣き崩れる養母であった。

養父の目には大きな涙が。
養父が席を立ち、
用意してあった私の荷物を私の目の前に置いた。

NAO、元気でな・・・

さようなら・・・・

その言葉を聞かされた私は、
今までにはない大きな声で泣いた。

泣き崩れた・・・・

幼い子供のように足をバタバタさせながら・・・

泣き止んだ私は、
家を出なければならない現実を飲み込み、
養親を見つめながら

今までありがとう

と一言を小さな声でつぶやいた。

そして、100万円とバックを持って家を出た。

外はもうすっかり真っ暗になっていた。
私はバスに乗り、繁華街まで出た。

そしてその日は繁華街を
一晩中、ただ、歩き続けた・・・・

翌日、私は不動産屋に行き
ここで現実を目の当たりにする・・・・

天涯孤独って、
このことか・・・・