お笑いタレントの志村けんさんが、ハリウッドの劇場版3Dアニメ「ロラックスおじさんの秘密 の種」で日本語吹き替え版の声優を務めることが29日明らかになった。志村さんが映画の吹き替えに挑戦するのは初めて。主人公の不思議な森の住人「ロラッ クスおじさん」を演じる志村さんは、自身の十八番のキャラクターにかけて「今まで『変なおじさん』を好き勝手に演じてきたけれど、今回は世界で大ヒットし ているアニメーションの、しかも森を守る不思議なおじさんを演じるのでちょっと緊張します。ダッフンダァ~」とギャグを交えてコメントしている。
映画は、全てが人工物でできた街に住む少年テッドが、一度も目にしたことがない本物の木を 求めて街の外に飛び出し、偏屈老人ワンスラーの助けを借りながら、本物の木を手に入れるカギを握る不思議な森の住人“ロラックスおじさん”に出会うため奮 闘するアドベンチャームービー。「怪盗グルーの月泥棒 3D」を手掛けたユニバーサル・スタジオと製作プロダクション「イルミネーション・エンターテインメント」の共同制作による3Dアニメーション第2弾で、 全米では興行収入2億ドル(約160億円)を突破して大ヒットしている。
志村さんは、ドリフターズ全員で出演したTBS系の人気人形劇「飛べ!孫悟空」 (77~79年)で孫悟空の吹き替え経験はあるものの、劇場版アニメを含む映画の吹き替えは初めて。志村さんは「この年で新しいことにトライすること、ま さかハリウッドデビューなんてちょっと照れちゃうけど、でもやっぱり好きに演じて楽しんでみたいと思います。楽しみにしてください!」と意気込んでいる。 10月6日から全国公開予定。