歌手で俳優の及川光博さんがBSアニマックスで放送されるアニメ「機動戦士ガンダム」のナビ 番組にMCとして出演することになり、11日、東京都内で行われた「スカパー！×アニマックス『機動戦士ガンダム』宇宙世紀徹底攻略」発表記者会見に登場 した。ガンダム好きで知られる及川さんは、「ガンダムとは、人生の教科書です。79年に放送が始まった時に、小学校4年でしたから、もう33年になりま す。何度見ても胸が熱くなる。もう血肉の一部ですかね」と熱弁をふるった。
この日発表されたのは、BSスカパー！とBSアニマックスが実施する特別企画。BSスカ パー！では、14日から3週間にわたってファーストガンダムのテレビシリーズ全43話を放送し、BSアニマックスは「ゴールデンウィークはGUNDAM WEEK」と称して、30日～5月6日の7日間にわたって、「機動戦士ガンダム」の劇場版など宇宙世紀シリーズの長編15作品を集中放送する。
及川さんはガンダムについて「男の生き方、生き様がセリフの端々に現れていると思う。社会 人である僕たちが組織の中でどう生きるか。ランバ・ラル！ 名ゼリフの宝庫です。もちろんシャア・アズナブル。ギレン・ザビの演説も。くどいようですけ ど、ガルマ・ザビが（攻撃空母）ガウで特攻をかけるシーン。『私とてザビ家の男だ。無駄死にはしない！』。すいません、『シャア、はかったな、シャア！』 が抜けました」と熱弁。「楽しいお仕事です。語り足りない」と無邪気な笑顔を見せていた。
また、ジオン公国のデギン公王の四男、ガルマ・ザビが好きという及川さんは、婚約者を残し て戦死していったガルマを見て、「戦時下に男女が巻き込まれて散る。ただならぬものを感じて、鳥肌が立ったのを覚えています」と小学4年にして大きな衝撃 を受けたことを明かし、「ララア・スンも好きです。散っていくキャラクターが好きなのかも知れない。ミハルも好きです。『大西洋、血に染めて』。ミハルは ジオンのスパイなんですが、ホワイトベースに潜入したときの連邦の制服姿が好き。マチルダさんも……」と、ガンダムへの深い思い入れをあふれさせた。
