雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。貴志祐介さんのベストセラー小説「悪の教典」が、烏山英司さんの作画でマンガ化され、7日発売の「good!アフタヌーン」22号(講談社)でスタートした。
「悪の教典」の主人公は、東京都町田市の私立高校の英語教師・蓮実聖司。蓮実は高い知能を 持ち、生徒からの人気も高い模範的な教師だが、実は他者への共感能力が欠如した反社会性人格障害(サイコパス)で、これまで自分の障害になるものを排除し てきた。そんな異常な性格の一端を感じ取る生徒の存在に気づいた蓮実は……というストーリー。
単行本は10年7月に発売され、「第1回山田風太郎賞」や宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内部門1位に選ばれるなど、数々の賞を受賞。俳優の伊藤英明さん主演で映画化が決定しており、11月に公開される予定。