女優の和久井映見さんが、竹野内豊さん主演のTBS系金曜ドラマ「もう一度君に、プロポー ズ」で、竹野内さんから2度目のプロポーズを受ける記憶喪失の妻役を務めることが14日、明らかになった。和久井さんはオファーの際、「何かの間違いでは ないかと思いました。設定をうかがい、私で大丈夫だろうか……」と戸惑いつつ、「春の暖かい日差しのように、すてきな何かが心に残る作品になりますよう に……。一つ一つを丁寧に演じていかなければならないと思います」と意気込みを語っている。ドラマは4月スタートで、毎週金曜午後10時に放送。初回は拡 大版となる予定。
ドラマは、自動車の修理工場に勤める整備士の宮本波留(竹野内さん)が主人公。結婚して4 年目の図書館司書の妻・可南子(和久井さん)との間に子どもはいないものの、仕事も家庭も順風満帆だったが、可南子がくも膜下出血で倒れてしまう。手術は 成功したが、可南子は波留と過ごしたことだけを忘れてしまう。波留は可南子こそが大切な存在だと再認識し、自分を忘れた可南子に再びアタックすることを決 意する……という物語。
和久井さんが演じる可南子は、最近マンネリ気味の夫との関係を何とかしようとデートに誘っ たり、手作り弁当を作ったりしていたが、くも膜下出血の手術後に、夫の存在を忘れてしまう。記憶を失った可南子を家族として面倒を見ようとする弟役に山本 裕典さん、波留にひそかに思いを寄せる同僚役に倉科カナさん、可南子の母親役を真野響子さんが演じる。
山本さんは、初共演となる竹野内さんについて「小さいころからテレビで拝見していて、男と しての魅力があふれる方だとすごく感じています。熱くこの役を全うしながら、竹野内さんの魅力を堪能したい」と話し、倉科さんも「自動車整備士という、今 まで演じたことのなかったアクティブな役をいただけて、本当にうれしかった」と喜びのコメントを寄せた。真野さんは「人生の先輩として、また母として、自 分が苦境を乗り越えてきた道を顧みながら、2人を見守れたら」と語っている。