ポールスミス トートバッグ前半堅調、後半ややペースダウンの2012年マンション市場安全・安心を求める消費者心理が顕在化東日本大震災から1年が経ち、首都圏のマンション市場も随分回復してきました!大規模マンションが早期完売するなど、好調物件も目立つようになっています!一方、諸要因で経済の減速感が強まった秋口以降、マンション市場にもやや陰りが出ています!東京カンテイの上席研究員である中山氏2013年を迎えるにあたり、東京カンテイの上席主任研究員である中山登志朗氏に、目黒のオフィスでお話しを伺いました!■プロフィール：中山登志朗株式会社東京カンテイ 市場調査部 上席主任研究員!現在､不動産市況全般の調査・分析を担当している!市況レポート「Kantei eye」編集長!金融機関やディベロッパーなど幅広い人脈を持ち、講演など幅広く活躍している!

ポールスミス トートバッグ東京カンテイ中山氏曰く、2013年は税制に注目

ダイヤモンド・ザイ編集部と共著で、発刊された「戦略的マンション購入マニュアル」「マンション資産価値データブック2012」が好評!―――中山さん!よろしくお願いします!まず最初に2012年を振り返っていただけますか!中山氏：震災の影響を糧に購入層にアピールし続けた2012年と言えるのではないでしょうか!特に2012年の前半は、マンションの売れ行きもかなり好調でした!震災の影響が懸念された東京湾岸エリアも、2011年末にスタートした「プラウドタワー東雲キャナルコート」が堅調な売れ行きを示し、その後新規の分譲が相次いでいます!昨年の状況を考えるとかなり回復したといえるのではないでしょうか!―――マーケットで何か傾向はありますか？中山氏：「安心・安全の意識が高まった」と中山氏震災を受けて、消費者の安心・安全を求める傾向がより強まったと感じています!

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マンションの購入のパターンも、安心・安全を求めて新築マンションを購入しているケースが多いと思います!こうした消費者の志向をうけて、商品企画にも変化が出ています!免震構造や制震構造など、地震の揺れへの備えだけでなく、共用部に非常用の食料・飲料水や設備を備蓄するなど、災害対策への備えが一気に進みました!蓄電池などを備えているマンションも増えたように感じます!一方、液状化の被害が一部の地域であった浦安市内では、1棟も新築マンションの供給がありませんでした!行政も安全対策に取り組んでいますがこうしたエリアが回復するのは、もうしばらく時間がかかりそうです!ほかには、都心部の人気住宅地の供給が増えたことが挙げられます!中でも、千代田区や港区などでの中規模・大規模マンションの供給が活発化しました!

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こちらも2LDKタイプや3LDKタイプなど家族向けの住戸は堅調です!逆に、1LDKなどの都心のコンパクトマンションは、需要が一巡し売れ行きもやや落ちています!また、郊外エリアは一部の大規模マンションを除き、やや苦戦しています!郊外エリアでも生活利便性と交通利便性の良いマンションが市場性が高いように感じます!2012年は、前年の東日本大震災の影響と、今後の消費税増税を睨んだ過渡期のマーケットだったと言えるかも知れません!供給ペースは、秋口以降やや鈍化しており、当初見込まれていた首都圏で5万戸台の供給を割る可能性があります!※次のページでは、2013年のマンション市場についてお話を伺います!