ビデオでは今までは起動しなかったはずの『ポケットモンスター Y』のバックアップ起動が可能になり、セーブもできている、ということが分かります。このセーブができているというのがNANDベースセーブのことで、本 来特殊構造のゲームカードリッジでないと保存できなかったゲームがセーブできるようになったということではないかと思います。
3DSのセーブデータ改造ができるCYBERセーブエディターを発売するサイバーガジェットの公式サイトには以下の記載があります。
セーブエディター(3DS用)のポケットモンスター X Yの対応について
10/12に発売となりましたポケットモンスターX Yに関しまして、大変申し訳ありませんが現状セーブエディター(3DS用)は非対応となります。随時解析を行なっている段階ではございますが、対応日に関 しては現状未定でございます。対応を楽しみにされているお客様には大変申し訳ありませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
つまり、Gateway 3DSチームは『ポケットモンスター X (Y)』に関して特殊構造のカードリッジをNANDベースセーブというセーブデータを保存する仕組みで正常動作できるようにした、ということになります。
『とびだせ どうぶつの森』もGateway 3DSではバックアップ起動できませんが、これもセーブデータ部分が特殊仕様になっているためです。『ポケットモンスター X (Y)』と『とびだせ どうぶつの森』ではセーブの仕組みが違うのでしょう。とりあえずGateway 3DSでは先に『ポケットモンスター X (Y)』に対応したことになります。
Gateway マジコン 3DSチームの技術力には頭が下がりますが、本来ならv2.0の「ゲームカードリッジのバックアップ機能」となるカードリッジからのゲームデータダンプの ソリューションを提案を先にするべきで、現状だと違法に入手した海賊版を起動させることに成功しました!という法的にブラックな製品のアピールにしかなり ません。エミュレートNANDを搭載した今、v2.0で最もプライオリティが高いのはマルチROMでもなくリアルタイムセーブでもなくゲームカードリッジ のバックアップです。