E3 Flasherを使ったダウングレード

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PS3 Nor and Nand Auto Patcherのv0.04では、 FSMに入れるDGドングルが無くても Rogero CFW4.40 なら直接入れられるようになった。
対象は 初期FW3.55以下(metldr2が無いFW3.56も) と以前と変わらないが、CFW4.40を入れる手順が大幅に簡素化される。
もし以前のFWがOFW4.40ならXMBのシステムアップデートでCFW4.40が導入でき、それ以外でも画面の指示に従って導入することが可能。
CFW4.40からFW3.55のダウングレードも手順を踏めば入れられる。(初期FW3.55以下のみ)
必要なもの
ハードウェア
E3 Flasherを取り付けたPS3
MicroSDカード(以下"MSD") ファイルシステムはFATかFAT32
最低でも256MB以上のUSBメモリ(USBストレージ) ファイルシステムはFATかFAT32
ソフトウェアデータ
Rogero CFW4.40 v1.03 - ファイル名は「PS3UPDAT.PUP」に変えてください。
PS3 Nor and Nand Auto Patcher v0.04 - バックアップしたFlashにCFW4.40をインストールし易くしてくれるパッチを当てるツール。
BwE NOR Validator - バックアップしたFlashのチェックツール。
1. NOR Flashのバックアップ(Flashダンプ) 1-1. E3 Flasherの6つある上下できるトグルスイッチを使ってバックアップモードに設定する  ↓ ↓ ↑ ↓ ↓ ↓
1-2. 空のMSDをE3 Flasherに入れる。
1-3. PS3を起動させ、15秒間そのままにしておく。
1-4. E3 FlasherのSTARTボタンを押す。
バックアップが開始される。数分かかります。 8個のLEDが左から1つずつ点灯し、終わったらLEDが交互に点滅する。 1-5. PS3をシャッドダウンさせる。
1-6. MSDを取りだす。
1-7. MSDの内容をPCに保存しておく。
中身はログファイルと、ダンプされた「bkpps3.bin」または「bkpps30.bin」「bkpps31.bin」「bkpps32.bin」が入っている。
三つの方は2011.11.22のアップデートからの機能で、三回連続してダンプされたファイル。(以下「bkpps3.bin」として記述)
注意: 「bkpps3.bin」をプロパティで開いてファイルサイズを確認してください。
もし「16.0 MB ( 16,777,216 バイト)」以外なら、不完全なファイルですのでもう一度やり直して下さい。
数回バックアップしてみてファイルのハッシュ(CRC32やMD5など)を調べ、複数ファイルの整合性も確認した方が良いです。「BwE NOR Validator」で問題無いファイルかどうか検証できます。
2. bkpps3.binにPatchを当てる
2-1. 「PS3 Nor and Nand Auto Patcher v0.04」と同じフォルダに「bkpps3.bin」をコピーする。
2-2. 「bkpps3.bin」を掴み、「PS3_Nor_and_Nand_Auto_Patcher_v0.04.exe」にドロップさせる。
※ XPなどはコマンドラインで指定しないとダメです。
コマンドで指定するか、このバッチファイルをプログラムと同じフォルダに置いて、バッチに「bkpps3.bin」をドロップさせて下さい。
プログラムが起動し自動的にパッチを当ててくれる
You Nor Dump was successfully patched and is ready to be flashed. Press any key to exit.
と出ればプログラムを閉じる。
同フォルダに「bkpps3_NOR_patched.bin」が作成されている。
3. 「FLASH FUN」モードでFlash書き込み
- 3-1. MSDに「bkpps3_NOR_patched.bin」をコピーし「bkpps3.bin」とリネーム。
3-2. PS3背面の電源ケーブルを抜いておく。
3-3. PS3前面のeSATAのケーブルを抜くor「ESATA STATION(外付けHDD)」の電源を切っておく
3-4. PS3のUSBポートは全て抜いておく。
3-5. MSDをE3 Flasherに入れる。
3-6. E3 Flasherのトグルスイッチを設定する  ↑ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
3-7. PS3の電源ケーブルを挿し込む。
3-8. PS3を起動させ、15秒間待機したあとE3 FlasherのSTARTボタンを押す。
Flash書き込みが開始される。数分かかります。 8個のLEDが左から1つずつ点灯し、終わったらLEDが交互に点滅する。 3-9. PS3の電源ケーブルを抜く。
3-10. E3 Flasherのトグルスイッチを「FLASH FUN」から「PS3 MODE」に  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
※ ESATA STATION(外付けHDD)を使わず、内蔵HDDでDGするなら
4. CFWのインストール
4-1. HDMI端子またはAVマルチ端子を接続する。
4-1. SATAのケーブルを挿すor「ESATA STATION(外付けHDD)」の電源をONにする。
4-2. PS3の電源ケーブルを挿し込み、PS3を起動させる。
4-3. 既にインストールされているFWがOFW4.40だった場合は画面にはXMBが表示される。
それ以外のFWの場合は「コントローラをUSBケーブルで接続して、PSボタンを押してください。」と表示される。
4-4. 空のUSBメモリに「Rogero CFW4.40」を以下の構成を作りコピー。
USBメモリ:PS3 /UPDATE /PS3UPDAT.PUP (「PS3」「UPDATE」はフォルダ、「PS3UPDAT.PUP」はファイル名+拡張子)
4-5. PS3の一番右のUSBポートにUSBメモリを挿し込む
4-6. OFW4.40だった場合はXMBで「設定」→「システムアップデート」→「記録メディアからアップデート」を選択しインストール。
それ以外のFWなら左のUSBポートにコントローラを接続し、画面の支持に従ってインストールする。
4-6. 無事インストールできれば成功です。お疲れ様でした。