交際費どこまで削る?“人間関係とお金”調査

2026年 5月 12日(火曜日) 10:44

物価上昇が続く中、20〜40代の間では「食費」や「光熱費」だけでなく、“交際費”の見直しも大きなテーマとなっています。一方で、交際費は単なる消費ではなく、「人間関係維持コスト」としての側面も強く、簡単には削れない支出です。

Song合同会社では、直近12か月で交際費支出がある20〜40代全国男女300人を対象に、「交際費と人間関係」に関する実態調査を実施しました。

調査では、「本当は断りたい飲み会」「誘いを断る罪悪感」「付き合い疲れによるリセット行動」など、お金だけでは割り切れないリアルな心理が浮き彫りとなりました。

~調査概要~
調査主体:Song合同会社
調査対象:20〜40代全国男女(直近12か月で交際費支出がある人)
有効回答数:300人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年5月1日〜8日

~モデル世帯~
-ソロ・交際費調整モデル
30歳・独身・都内賃貸1K/年収:450万円
月間交際費:¥38,000前後
主な支出:飲み会・友人との外食・推し活イベント・カフェ代
特徴:物価上昇で交際費を見直したいが、「誘いを断る罪悪感」が強い
悩み:付き合いを減らすと孤立しそうで不安

-ファミリー・人付き合い維持モデル
38歳・既婚・子ども1人・郊外3LDK/世帯年収:680万円
月間交際費:¥55,000前後
主な支出:ママ友・家族ぐるみの外食・冠婚葬祭・職場付き合い
特徴:教育費や住宅ローン負担が増える中でも「関係維持費」は削りづらい
悩み:節約したいが、周囲との距離感悪化を避けたい

【交際費はいくら?“削れない支出”の実態】
調査対象者の月間交際費は、平均で¥41,800、中央値は¥32,000という結果になりました。

四分位で見ると、Q1は¥15,000、Q3は¥58,000となり、交際費には大きな個人差があることが分かります。
特に、「人付き合いが多い職場」「推し活コミュニティ」「子ども関連の付き合い」がある層ほど支出額が高い傾向が見られました。

-月間交際費の主な内訳
飲み会・外食 34%
ランチ・カフェ 18%
推し活・趣味仲間 16%
冠婚葬祭 12%
プレゼント・お祝い 11%
子ども関連の付き合い 9%

また、「削りたい交際費」として最も多かったのは「職場飲み会(48%)」でした。一方、「削れない」と感じる支出では「友人関係の食事(41%)」や「冠婚葬祭(39%)」が上位となっています。

-「断りづらさ」を感じるシーンランキング
1位 職場の飲み会 52%
2位 友人グループの集まり 47%
3位 結婚式・二次会 42%
4位 推し活イベント 31%
5位 ママ友・保護者会関連 26%

さらに、68%が「交際費負担にストレスを感じた経験がある」と回答。
54%は「行った後に“断ればよかった”と後悔したことがある」と答えました。

~ユーザコメント~
T.M., 29, IT営業「飲み会1回で¥6,000〜¥7,000飛ぶのが普通になってきて、正直きついです。でも毎回断ると空気悪くなる感じがして、結局参加してしまいます。」
R.K., 34, 事務「推し活仲間とのイベントは楽しいけど、交通費やカフェ代込みだと毎回かなり使っています。“ここで断ると次誘われないかも”と思うと削れません。」
Y.S., 40, パート「子ども関係の付き合いは避けにくいですね。ランチ会やプレゼント交換など、小さい出費が積み重なります。」

【“人間関係維持コスト”と価値観の変化】
「お金を理由に誘いを断った経験がある」と答えた人は、全体の72%に達しました。

一方で、そのうち61%は「断った後に罪悪感を感じた」と回答しており、“節約”と“関係維持”の板挟みになっている実態が見えてきます。
また、「本当は行きたくなかったが参加した出費がある」と回答した人は58%でした。

-年代別の「交際費負担感」
年代 負担を感じる割合
20代 74%
30代 69%
40代 63%

20代は「収入に対して出費が重い」、30代は「将来不安」、40代は「教育費との両立」が背景として目立ちました。

-SNS・見栄・空気感の影響
「SNSで他人の交友関係を見ると、自分も付き合わなければと思う」と回答した人は46%。
特に20代女性では58%と高い傾向が見られました。

また、「安い店を提案しづらい」「自分だけ断りにくい」など、“空気感による出費”を感じる人も多く見られました。

-モデル世帯の年間シミュレーション
モデル 年間交際費
ソロ・交際費調整モデル ¥456,000/年
ファミリー・人付き合い維持モデル ¥660,000/年

「付き合い満足度」と「出費満足度」を10点満点で比較すると、付き合い満足度は平均7.1点だった一方、出費満足度は4.8点に留まりました。

「楽しいけれど、お金は痛い」という感情の分離が見られる結果となっています。

~ユーザコメント~
A.H., 27, デザイナー「“最近付き合い悪いね”って言われたくなくて、無理して参加していました。帰宅後に明細見て落ち込みます。」
K.N., 36, 公務員「結婚してからは、“自分だけのお金”ではなくなった感覚があります。飲み会1回でも家計への罪悪感があります。」
M.O., 42, 看護師「SNSで見る“充実した交友関係”に影響されていたと思います。本当は疲れてるのに予定を詰めていました。」

【交際費を減らしても関係を壊さない工夫】
調査では、「完全に付き合いを断つ」のではなく、“参加方法を調整する”工夫が増えていることも分かりました。

-実践されている節約行動
一次会だけ参加 49%
家飲み・持ち寄り化 44%
オンライン通話活用 39%
イベント参加回数調整 37%
予算上限ルール設定 34%
ギフト簡略化 28%

「お金を使わない付き合い方」に対する満足度は平均6.8点となり、「以前より気楽になった」という声も目立ちました。

-節約施策ごとの年間削減額
施策 年間削減額 継続率
一次会のみ参加 ¥42,000 71%
家飲み化 ¥36,000 68%
オンライン化 ¥28,000 63%
ギフト簡略化 ¥18,000 59%
イベント回数調整 ¥51,000 66%

また、47%が「人付き合い疲れで、一時的に交際費をリセットした経験がある」と回答。

さらに、53%は「付き合う相手を以前より選ぶようになった」と答えており、“量より質”へ価値観が変化していることがうかがえます。

~ユーザコメント~
S.T., 31, Web制作「全部参加するのをやめて、“本当に会いたい人だけ”にしたらかなり楽になりました。お金も気持ちも余裕ができました。」
N.F., 39, 営業「二次会を断るだけでも月の出費が全然違います。“今日はここまで”を言えるようになりました。」
E.Y., 35, 主婦「家でお茶するだけでも十分楽しいと気づきました。見栄のための出費はかなり減ったと思います。」

【まとめ】
今回の調査では、交際費は単なる娯楽費ではなく、“人間関係維持コスト”として認識されている実態が明らかになりました。

一方で、物価上昇や将来不安が強まる中、「全部付き合う」スタイルから、「距離感を調整する」方向へ価値観が変化していることも見えてきました。

特に20〜40代では、「関係を壊したくない」という気持ちと、「これ以上は使えない」という現実の狭間で悩む人が多く、“無理をしない付き合い方”を模索する動きが広がっています。

今後は、「お金をかける付き合い」だけでなく、「負担を減らしながら関係を続ける工夫」が、人間関係の新しいスタンダードになっていくのかもしれません。

【本件に関するお問い合わせ先】
会社名:Song合同会社
メール:info@song.co.jp
URL:https://song.co.jp/
SNS:https://litelink.at/kenichimiyake
参考文献①:https://song.co.jp/fx/axiory/
参考文献②:https://song.co.jp/fx/xm/xm-swappoint/

登録者:songllc

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