個人投資家のNISAに対する認知度・理解度は高く、スタート1ヶ月で口座を開設した人は6割。

2014年 3月 17日(月曜日) 11:49

IRコミュニケーション支援の株式会社a2media(http://www.a2media.co.jp )は、個人投資家と上場企業を繋ぐコミュニケーションツールであるe-株主リサーチを使い、NISA開始から1ヶ月ほど経過した2014年1月31日~2月10日にかけて、NISAに対する意識調査を実施しました。

■制度の概略がある程度以上わかっていると答えた人は95%
「NISAのことを知っているか」を尋ねたところ、制度の概略がある程度以上わかっているとする回答が約95%を占めた。「名前も制度もわかっており、自分にとってのメリット・デメリットも理解している。」と回答した人も半分強に上り、個人投資家のNISAに対する認知度が高いと見て取れる。
性別で見ると、男性の方が認知が進んでいる。年齢で見ると、30代以下~50代までは変わらないが、60代で上昇し、70代以上ではかなりの高水準となっている。

■制度の特徴や利用する際の注意点についての個別の知識についてはばらつきがある
制度の特徴や利用する際の注意点について、10個の選択肢を設けて、知っているものにチェックをつけてもらったところ、「毎年100万円を上限とする新規購入分を対象に、その配当や譲渡益を最長5年間、非課税にする制度である。」が93.9%、「開設できる口座は一人につき1口座のみである。」が89.4%と高いチェック率を示した。他の選択肢については、おおむね6~7割のチェック率であったが、「金融機関によって購入できる商品は異なる。」「NISA口座を一度開設すると、最長4年間、別の金融機関に変更・開設はできない。」のチェック率は50%台とやや低めとなっており、個別知識については浸透にばらつきが見られる。
前問と同様、性別で見ると男性で、年齢で見ると60代、70代以上で知識の浸透が進んでいる。

■口座開設済みの人は6割。利用する方向とする人まであわせると4分の3が利用へ
アンケートを実施した1月末から2月上旬の段階で、「NISA口座を開設」した人は60.0%、「近々に開設する予定」の人は9.7%、「利用する方向で検討中」の人は6.8%で、あわせると76.6%の人がNISAを利用もしくは利用する方向である。他方で「利用しない」と答えた人は11.1%であった。
性別で見ると、男性の方が利用意向が高い。年齢で見ると、年齢が上がるほど利用意向は高くなり、60代では73.0%、70代以上では75.5%がすでに口座開設済みと回答した。また、30代以下~50代では「利用するかしないか、現在検討中」と答えた人が1割強(40代では13.3%)あり、現役世代でNISA利用の検討がやや遅れている様子がうかがえた。

■口座開設の金融機関は8割が証券会社
NISA口座の開設した(するつもりの)金融機関について、証券会社と答えた人が81.5%であった。e-株主リサーチモニターは、実際に株式投資やJ-REIT投資を行っている個人投資家であるため、証券会社を選択した人が多かったと推測される。

詳しくは、下記のURLをご覧ください。
http://www.a2media.co.jp/file/eNEWSR42.pdf

登録者:taisuke0414

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