【今さら聞けない】中小企業・零細企業がECサイトを始めるメリット

2015年 1月 02日(金曜日) 16:55

これだけインターネットが普及するとだんだん基本的なことが聞けなくなる時がありませんか?
特にインターネット関連だと、経営陣の方はまったく疎く、若いヒラ社員の方が、インターネットを
よく分かっている状況で、経営陣的には若い新入社員レベルの社員に、基本的な質問をするのは
立場的に難しかったりするんじゃないかと思います。

そこで今回は、基本に立ち返って、中小企業・零細企業がECサイトを始めるメリットを説明していきたいと思います。

1.初期投資が他の販売チャネルと比べ、圧倒的に安い

インターネットの世界は、ある程度のインターネット上で提供されるサービスなら
無料が当たり前の世界です。私もウェブサイトを運営する側に長くおりましたので、
わかりますが、インターネットのサービスを構築するのは、非常に安価に構築する
ことが可能です。大体ちょっとしたサービスなら2ヶ月から3ヶ月ほどでできて
しまいます。かつ会計上の処理の問題になりますが、基本ソフトウェアの開発など
は無形固定資産と判断され、原価償却費の対象となり、開発にかかわった社員の
給与は無形固定資産として、5年償却されます。もし、3ヶ月の期間で構築し
2人の人間がかかわり、ひとり当たりの給与が50万だったとしても、財務会計
上は、3ヶ月×2人×50万÷60カ月となり、月々に販売管理費として、計上
されるのが、5万円となります。そんな会計マジックもあり、インターネットでは
非常に安価に提供されているサービスや極めて高度な機能を持っているにも関わらず
無料で提供されているサービスが多々あります。それらを駆使すればまず非常に
安価に様々なサイトを構築することが可能です。

それに比べて店舗や展示場を持つ場合、当然ですが、月々の家賃、初期費用として
かかってくる内装費や保証金、随時お客様が来ることを想定して、接客人員を
用意する。計算しなくとも、インターネットと比べると圧倒的に初期費用、
月額費用がかかることが想像できます。

2.地域を選ばず、全国、全世界に販売網を広められる

ECサイトを運営したことがない、会社様がECサイトを始められると、
驚かれることですが、北は北海道、南は沖縄まで、全国のエリアが販促対象
にすることができます。これまで全国販売網を持っていたのは、ごく限られた
大手企業にしかできないことでしたが、インターネットの出現により、中小企業
・零細企業でも全国を販促対象にビジネスを進めることができます。

かつ更に言えば、インターネットは世界が対象ですから、販促網を世界に広げて
販売を行っていくことも可能です。(私は英語と中国語ができますので、その言語を
使う国対して販売を行うECサイト構築も可能です)

これは今や当たり前のようになっていますが、ECサイトを運営する上での大きなメリットとなります。

3.営業時間を選ばず、365日、24時間、営業ができる

店舗と違い注文を受けるのがシステムで、言わざるともインターネットは24時間、365日稼働して
いますので、コンビニのように、24時間、365日の営業が可能です。インターネット全体のアクセス
履歴を見ると、20時から23時までがアクセスのピークとなります。

インターネットの利用率

コンビニなどの業態以外、ほとんど店を閉めている時間帯です。店舗と違いインターネット上の
ECサイトなら受注はシステムが行いますので、無人でアクセス時間が高い時間帯に注文を
とることができます。

4.代金回収リスクがない

総務省の通信利用動向調査のECサイトで商品を購入する際の
決済方法はクレジットカード決済を中心に、決済代行会社が
提供する決済方法となっています。

ECサイトでの決済情報

代金回収は決済会社の仕事で、商品が購入された時点で、入金の保証が取れますので、
不良債権を出すことはありません。

5.販売からの入金サイクルが早い

決済代行会社を導入するデメリットは受注から実際に入金されるまでのサイクルが長い部分に
ありますが、最近では、早期入金サービスとして、月末締めの翌15日払いのサービスを
提供しているショッピングカート会社もございます。

6.多彩な決済方法を提供できる

各決済会社を取りまとめて、一括申し込みできる決済代行会社がございます。この決済代行会社を
使えば、クレジットカード決済はもちろんのこと、コンビニ決済や携帯キャリアが決済代行をする
携帯決済や最近導入が増えている後払い決済など、ほぼインターネット上に存在するすべての決済
方法を簡単に導入できます。また、このサービスは個人事業主様でも利用できます。多彩な決済
方法をお客様に提供することにより売り上げの向上が図れます。

7.ECサイト経由での見込み客開拓ができる

店舗をお持ちのお客様は、ECサイトで販売をしている商品を見て、在庫がどの店舗にあるかを
確認し、実際に店舗に訪れ購入するというO2Oを言う現象が起きています。ECサイトをカタログ
代わりに使い、店舗に呼び込む広告等としての役割も果たします。

8.すぐに閉店できる。

これは大きなメリットだと考えています。1ヶ月間だけトライアルでECサイトを運営し、売り上げが上がらないと
判断すれば、最短でその当日閉店をコストをかけずに行うことが可能です。ECサイトの立ち上げはそもそも初期費用が
かからない構造になっているため、損失も最低限に抑える形でサイトクローズが可能です。

以上8点が中小企業・零細企業がECサイトを始めるメリットだと考えています。

取締役副社長兼業務執行最高責任者 河西健二

Author Profile


河西 健二
■最終学歴 北京師範大学国際経済学部 卒

経歴
■株式会社カレン(期間:2000年3月から2004年3月)社員数100名、資本金3億5千万
・主な役割インターネットマーケティングのシニアコンサルタント
・分野
証券、銀行、生保、損保、消費者金融など金融業界全般、印刷機メーカー、通信教育業界、インターネットメディア業界、ボストンコンサルティンググループなどコンサルティング会社のインターネットマーケティングにおけるサポート、電通、博報堂などのインターネットマーケティングにおけるサポート
・業務範囲
CRMプランナー、プロモーションプランニング、制作ディレクション、DBマーケティング

■株式会社インタースペース(期間:2004年3月から2008年10月) 社員数200名、資本金9億8千万、マザーズ上場企業
・主な役割メディア事業の事業部長として、予算計画、人員計画、短期事業計画、中長期事業計画、メディアの事業モデル設計、サイト設計、要件設計、詳細設計、制作ディレクション、プロモーションの企画立案と実行、収益スキームの構築、サイト・収益・広告の結果検証解析などを行う。立ち上げたサイト数は価格比較サイト、ECサイト複数、コミュニティサイト、ブログサイト、掲示板、携帯サイトなど数十にのぼる
・他の役割
M&Aのビジネスデューデリエンス担当
上場準備室サブ室員担当
個人情報保護法対策委員会の委員
内部監査員
内部統制対策委員会の委員など


■ウェルウェイ株式会社(期間:2008年10月から2011年3月)社員数50名、資本金3億6千万
・主な役割

代表取締役社長
・新規事業の立ち上げ、マーケティング、商品企画、システム設計、事業整理、サイト設計、要件設計、詳細設計、制作ディレクション、プロモーションの企画立案と実行、収益スキームの構築、サイト・収益・広告の結果検証解析など多数。ECサイトをここでも数十立ち上げる。

・主な事業
シニア向けのインターネットプラットフォーム事業産直のEC事業
産直のEC事業
コンサルタント事業

・経営を行う中で、より中小企業に近い事業体で会社を作ることを決意し、
日本事業開発を立ち上げる。

http://www.snjk.co.jp/

登録者:shinnihonjigyoukaihatu

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