新製品 WAN高速化ソフトウエア 「RAPICOM(R) seed」 販売開始

2015年 3月 24日(火曜日) 15:12

2015年3月24日

SCSK株式会社
株式会社クレアリンクテクノロジー

---------------
仮想サーバーやモバイル環境にも対応するWAN高速化ソフトウエア 新製品「RAPICOM(R) seed」販売開始
---------------

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)は、株式会社クレアリンクテクノロジー(本社:京都府、代表取締役社長:水原 隆道、以下クレアリンク)の新製品、WAN高速化ソフトウエア「RAPICOM(R) seed」(ラピコムシード)の販売を3月24日から開始します。


1.背景

現在の企業や組織では、アプリケーションの高機能化、付随するデータの大容量化に比例し、ネットワークを行き交うトラフィックは増大しています。それに伴い、通信速度の遅延が課題となっています。対応策として、回線契約の広帯域化もありますが、実際にはIPネットワークにおける通信遅延やパケット損失、ベストエフォート型の回線による制限など、期待したほど通信速度は高速化しませんでした。
そういった中、WAN高速化アプライアンス製品「RAPICOM(R) Appliance」(ラピコムアプライアンス)は、通信の効率化による大幅なWANの通信性能改善を行い、現在までに多くのお客様に採用され、高い評価をいただいております。
このたび販売を開始する「RAPICOM(R) seed」は、従来の「RAPICOM(R) Appliance」の通信の効率化テクノロジーをそのままに、簡単に導入できる自由度が高いソフトウエア版としてリリースされた製品です。


2.「RAPICOM(R) seed」の特長

「RAPICOM(R) seed」は、従来の「RAPICOM(R) Appliance」の機能を踏襲したWAN高速化ソフトウエアです。
「RAPICOM(R) seed」導入前の回線パフォーマンスと比べて最大90倍(*)の通信の高速化を実現します。仮想サーバーの導入によるディザスタリカバリなどのデータ転送性能の大幅な向上はもちろん、出張の多いビジネスマンのモバイルパソコン端末にインストールして、海外と国内の通信アクセスの改善も可能です。
製品の導入もウィザード形式のわかりやすい操作で、サーバーやクライアントに簡単にインストールでき、設定もほぼ必要とせず、柔軟かつ迅速なネットワークの高速化を実現します。
また、各拠点間の通信は「RAPICOM(R) seed」同士の構成だけでなく、「RAPICOM(R) Appliance」との連携も可能で、オンプレミスからクラウド・仮想化まで幅広くサポートします。

(*)SCSK ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部 調査による(国内外の通信キャリア様の回線へ対向で「RAPICOM(R) seed」を設置し、実環境で評価しています。)


<「RAPICOM(R) seed」の機能ポイント>

・簡単導入
ソフトウエアをインストールするだけで、既存システムの変更は不要です。

・TCP通信の最適化にフォーカス
高遅延、高パケットロスの回線でも、パフォーマンス劣化を最低限に抑制します。強大なバッファ、強力な再送機能によるロス耐性をサポートします。

・新しい発想、アーキテクチャのTCP最適化手法
ソフトウエアドライバー型で動作するため、パソコンやサーバー上で動作するアプリケーションの設定を変える必要はありません。

・フィルター機能によるトラフィックの選別
フィルターの設定により、特定のアプリケーションのみを高速化するといった利用も可能です。

・独自開発・国内開発技術のWAN高速化エンジン「xTCP高速化エンジン」
WANパフォーマンスの改善を実現する高効率最適化・高速化エンジンです。TCPパケットのプロトコル変換を行わず、回線の安定性を担保しながらパケット単位の取り扱い手法を変更することで通信特性を大幅に向上させるため、パケットロスの徹底的な削減はもちろん、最小時間での通信データの転送を実現します。


<「RAPICOM(R) seed」の高速化構成>

RAPICOM(R)製品は、いずれも高速化を行うネットワークへ対向で設置して利用します。
動作は、「RAPICOM(R) seed」同士はもちろん、「RAPICOM(R) Appliance」を拠点においた構成など、ご利用形態に応じた柔軟な選択が可能です。
自動対向自動検出機能で対向拠点設置の場合のみ最適化されます。


3.製品ラインアップ

・RAPICOM(R) seed Client(クライアント機能)
対応OS・・・Windows Desktop(7/8/8.1)

・RAPICOM(R) seed Server(サーバー・クライアント機能)
対応OS・・・Windows Server(2008/2008R2/2012/2012R2)

※「RAPICOM(R) seed」「RAPICOM(R) Appliance」を含め、SCSKでは導入設置サービス/設計サービスも用意しています。費用は個別見積りとなります。


4.販売目標

2016年3月期までに、10億円 (ソフトウエア保守、各種導入サービスも含む)を目標にしています。
通信事業者、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、大学をはじめとする文教ネットワーク、機械、電子などの製造業、商社、小売などの流通事業者などを中心に、製品の販売をすすめてまいります。


<SCSK株式会社について>
SCSK株式会社は、システム開発から、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップでご提供します。
また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。

<株式会社クレアリンクテクノロジーについて>
株式会社クレアリンクテクノロジーは、通信やセキュリティー技術を中心とした高いソフトウエアの設計・開発技術によって、次世代を鑑みた製品やソリューションを提供しているICT企業です。
同社が開発する製品は、現場を重視した高い品質の製品で、現在までに多くの企業へ安心と効率化を提供しております。


<本件に関するお問い合わせ先>

【製品に関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部
TEL:03-5859-3034
E-mail:rapicom-sales@ml.scsk.jp
URL:http://www.scsk.jp/product/common/rapicom/

株式会社クレアリンクテクノロジー
エンジニアリング本部 RAPICOM担当
TEL:0774-98-3873


【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150

株式会社クレアリンクテクノロジー
エンジニアリング本部 森若
TEL:0774-98-3873

※本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

登録者:es1marketing

カテゴリー: プレスリリース配信
プレスリリース配信 プレスリリースの一覧 新製品 WAN高速化ソフトウエア 「RAPICOM(R) seed」 販売開始