国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟 船内ドローン「Int-Ball」にP板.comの基板が採用

2017年 12月 07日(木曜日) 10:25

株式会社ピーバンドットコム(本社:東京都千代田区、以下 P板.com)のプリント基板製造および実装サービスが、国際宇宙ステーション「きぼう」船内ドローン「Int-Ball」(イントボール)の拡張回路基板制作に採用されました。来る12月に国際宇宙ステーション(ISS)に飛び立つ予定の金井宣茂宇宙飛行士は、日本人で初めて「きぼう」船内でこの「Int-Ball」と共に作業を行うことになります。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した「Int-Ball」とは、ISS「きぼう」船内を自律飛行して撮影する移動型カメラで、正式名は「JEM Internal Ball Camera」。2017年6月4日にロケットによりISS「きぼう」日本実験棟に運ばれ、現在、初期検証を行っています。地上からの遠隔操作により船内を撮影することで宇宙飛行士の撮影タスクを軽減させ、最終的には人の手による撮影タスクをゼロにする目標です。

「Int-Ball」の自律飛行には、31mmサイズの「超小型三軸姿勢制御モジュール」と、それに付いた12台の小さなファンが重要な役割をしています。モジュールで姿勢制御しながら、ファンが船内のわずかな空気を吹くことで推進が可能となっています。このモジュールとファンをつなぐ一辺32mmサイズの拡張回路基板の製造から実装までの制作にP板.comが採用されました。

超小型三軸姿勢制御モジュールおよびその応用技術は、今後ますます小型化、軽量化が見込まれる人工衛星の実現のほか、さまざまな分野での展開が期待されています。

P板.comでは、このような宇宙開発分野に欠かせない搭載製品の小型軽量化、高密度化にも対応し、「開発環境をイノベーションする」をスローガンに挑戦を続けてまいります。

■参考リンク
Int-Ballに関する詳しい情報はこちら
◆JEM自律移動型船内カメラについて [PDF:1.21MB]
http://issstream.tksc.jaxa.jp/iss2/press/170714_intball.pdf

Int-Ballに搭載している「超小型三軸姿勢制御モジュール」についての情報はこちら
◆JAXA研究開発部門
http://www.kenkai.jaxa.jp/research/electrical/triaxial.html

参考動画
◆国際宇宙ステーション・きぼう船内ドローン「Int-Ball(イントボール)」の映像初公開 (C)JAXA
https://www.youtube.com/watch?v=PntNBeJuRFQ
◆超小型三軸姿勢制御モジュール ~「きぼう」船内ドローン(Int-ball)への応用~ (C)JAXA
https://www.youtube.com/watch?v=ZtIARUS7Lqc


【会社概要】
会社名  : 株式会社ピーバンドットコム
代表者  : 代表取締役 田坂 正樹
本社所在地: 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
設立日  : 2002年4月
URL    : https://www.p-ban.com/

【事業概要】
「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンの下、プリント基板のEコマース「P板.com」の運営を中心に事業展開しています。プリント基板の設計・製造・部品実装から筐体の中に納めるまでの「ワンストップ・ソリューション」を提供。プリント基板を扱うエンジニアの育成と裾野拡大のため、技術情報サイトを運営するほか、「社会における課題を解決するデバイス」をテーマに日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN(ぐげん)」を毎年開催しています。2017年3月9日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場しました。

【お問い合わせ先】
担当者 : 赤木・渡邉
電話番号: 03-3261-3431
E-mail : info@p-ban.com

登録者:pbancom

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