プロビデント、見守り支援サービス「mikke.club(みっけくらぶ)」の事業開始を発表

2018年 1月 25日(木曜日) 10:12

株式会社プロビデント(千葉県流山市、http://www.provident.co.jp)は本日、見守り支援サービス「mikke.club(みっけくらぶ)」を2018年2月に開始することを発表しました。

この「mikke.club」は、タグとスマホを活用し、徘徊し見守りの必要な方を、ご家族や地方自治体、企業と協力しながら支え、温かく見守るクラウドサービスです。サービスに加入いただき、見守りの必要な方にQRコードの付いたタグを貼っていただきます。発見者がそのタグをスマホの専用アプリで読み取ると個人が特定でき、その場でご家族に連絡を取ることが可能になる仕組みで、迅速な保護をサポートします。

日本では高齢化が進んでおり、認知症絡みの警察への行方不明届が年間1万5千人を突破(2017年度)、不安を抱えるご家族はこの数十倍にものぼると見られています。徘徊者の急増は各自治体でも課題となっていますが、徘徊はその自治体に閉じません。他の自治体まで出かける徘徊者を短時間で安全に保護し、ご家族のもとに帰るようにする仕組みづくりが必要です。

「公助(税負担)」に頼らず「自助」で解決できなければ、サービスの持続そのものが難しくなります。また人手不足の面から、関係する地域包括支援センターや民生委員などの負担を軽減できなければ意味がありません。

プロビデントの「mikke.club」は以下のような特長および仕組みで、この問題解決に貢献できると考えています。



【プロビデントの「mikke.club」の特長】

*ご家族にとって
1. 24時間365日、発見されるとすぐに保護通知が届く
2. 発見場所がすぐわかる
3. 月額100円(税別)の低料金で利用できる
4. Webから簡単に登録できる
*自治体・協力企業にとって
5. 自治体・協力企業の投資負担はゼロ


1. 24時間365日、発見されるとすぐに保護通知が届く

発見者からご家族への連絡はオンラインで自動的に行うため、連絡に無駄な時間が発生しません。また専用アプリは自治体や企業からID、パスワードを配布された人のみしか使えないため、身元の明らかな人しか発見者にはなりません。警察や救急隊を呼ぶような事態になっても、発見者は専用アプリから連絡先が分かるため、スピーディーに見守りの必要な方の身元が分かり、ご家族に連絡することが可能です。


2. 発見場所がすぐわかる

発見者がタグを読み取った位置情報が、ご家族に届く保護通知メール上にグーグルマップ等の地図情報で表示されます。このため、どこで見つかったのかがすぐ分かります。また発見者の電話番号も表示されるため、すぐに連絡を取ることができます。


3. 月額100円(税別)の低料金で利用できる

初回の登録料は500円、月額利用料は100円と、ともにワンコイン(税別)の設定といたしました。低負担で始めることができます。


4. Webから簡単に登録できる

ご家族の手続きはWebベースで簡単に行えます。PCやスマホから簡単に登録・解約ができます。遠方にすむ息子さんが認知症のお父様を登録することなども簡単です。


5. 協力自治体・企業の投資負担はゼロ

専用アプリはGoogle Playストアより無料でダウンロードすることができます。配布に当たって自治体や企業はIDおよびパスワードの管理をするだけです。従来必要とされていた受付窓口の設置も不要で、負担がありません。



【「mikke.club」の仕組み】

1. 「mikkeタグ」を見守りの必要な方の身の回りの品に貼る
2. 専用の「mikkeアプリ」で読み取ると、保護通知がリアルタイムでご家族に届く
3. 通常のQRコードリーダーでも一部の情報を読み取れる


1. 「mikkeタグ」を見守りの必要な方の身の回りの品に貼る

徘徊し見守りの必要な方のご家族が「mikke.club」に登録すると、見守りの必要な方の情報が入ったQRコード付き「mikkeタグ」が送付されます。

このmikkeタグを、見守りの必要な方が外出時によく持ち歩くものに貼っていただきます。杖や鞄、携帯電話の裏、財布、定期券、診察券など数か所に貼っていただくようにします。


2. 専用アプリ「mikkeアプリ」で読み取ると、保護通知がリアルタイムでご家族に届く

見守りの必要な方が迷子になってしまった時、発見者がスマホの専用アプリ「mikkeアプリ」でこのQRコードを読み取ると、リアルタイムでご家族や関係者に保護通知が届きます。発見者がアプリからご家族と直接電話連絡し合うこともできます。

発見者が警察や救急隊員に引き継ぐ場合も、このmikkeアプリで個人が特定できているため、確実な引き継ぎが行え、短時間で家族のもとへ戻っていただくことが可能になります。

このmikkeアプリは地域包括支援センターや民生委員などの自治体関係者、あるいは徘徊者保護を含むCSR活動に積極的に取り組む企業が登録の上ダウンロードして使いますが、事前に配られたIDやパスワードがないと開けない安心なアプリです。


3. 通常のQRコードリーダーでも一部の情報を読み取れる

通常のQRコードリーダーからも「mikkeタグ」の一部の情報を読み取ることができますので、専用アプリがなくても見守りの必要な方を保護することができます。この場合表示されるのは、登録してある本人所管の地域包括支援センターの電話番号のみで、それ以外の個人情報は保護されます。

mikkeタグには通常のQRコードと同じ情報以外に、通常のQRコードリーダーでは読めない秘匿コード*が書き込まれています。この秘匿コード部分は専用のmikkeアプリでしか読み取ることができません。この秘匿コード部分をもとにクラウドにあるご家族のメールアドレスや電話番号が読み込めるようになっており、個人情報を必要な範囲でしか開示しないようにしています。
* 秘匿コード:合同会社ページマーク・ジャパン(http://www.pagemarkjapan.com)のPelta技術を応用しています。



【今後の事業展開】

プロビデントではこの「mikke.club」を介護支援の「ジョイフルエルダー事業」のメインビジネスの一つと位置付け、積極的に事業展開を図ります。

プロビデントでは、徘徊し見守りの必要な方をサポートしていくには、社会全体で見守っていく仕組みづくりが重要と考えています。このため、全国の地方自治体に、このmikke.clubの採用を働きかけていきます。

さらには、地域密着型ビジネスを展開しているCSR活動に積極的な企業にもアピールしてまいります。例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、銀行や郵便局などは、多くの高齢者も訪れる場所となっています。また、地域を回る宅配事業者、日配事業者、保険会社も多くの徘徊者を発見しやすいビジネスです。

このmikke.clubの仕組みでは、クラウドを介在してリアルタイムで保護情報がご家族に行くため、サポートする自治体や企業は専用の受付窓口を置く必要もなく、現場で使用されているスマホを利活用するのみのため投資負担がありません。プロビデントがスマホ用「mikkeアプリ」を無償提供することにより発見者の層が広がるため、徘徊している方をより早く発見できるようになり、ご家族の安心度も高まるものと考えています。

事業開始は2018年2月を予定しておりますが、それと同時に、モニター制度に参加していただける地方自治体および企業を募集します。参加いただくご家族には無償で「mikkeタグ」を提供します。詳細はプロビデントのホームページ、および「mikke.club」のホームページでも告知いたします。

こうした自治体や企業が多く参加して頂くことによって、見守りが必要な方への目が行き届く社会になっていくと確信しております。

さらにプロビデントでは、2018年3月14日から東京ビッグサイトで開催される「CareTEX 2018」(小間番号18-14)にこのmikke.clubを出展し、全国の自治体や企業に賛同を呼び掛けてまいります。

mikke.clubについては、こちら(https://mikke.club)から詳細をご確認ください。

登録者:Provident

カテゴリー: プレスリリース配信
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