医療機関主導によるABA・TEACCHの手法による脳科学・脳神経学に基づく発達障害の療育プログラムの導入が療育施設向けに始まる

2018年 2月 19日(月曜日) 06:17

 平成29年7月24日に厚生労働省により児童発達支援ガイドラインが全国の自治体と医療機関に送付されたことを受けて、医療機関主導(九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来(福岡県子育て支援事業指定医療機関))によるABA・TEACCHの手法による脳科学・脳神経学に基づく発達障害の療育プログラムの導入が療育施設向けに始まる。対象となるのは各地の自治体により児童福祉法に基づく児童発達支援事業の指定を受けた社会福祉法人等の療育事業者だ。発達障害の改善については確立した治療法はないものの、カナダやアメリカではABAやTEACCH・PECSといわれる指導法・療育技法が国単位・地方の行政主体単位で広く普及しており、その効果は非常に高いとされている。これを受けて、厚生労働省では児童発達支援ガイドラインでは「児童発達支援の内容」の項目における「認知・行動」の区分の設定及び「構造化した環境の中で、生き生きと活動できる場となるように配慮」との文言で、ABA及びTEACCH・PECSの指導法・療育技法について示唆していた。従来の発達障害児童の発達支援では保育や一時預かりの水準に留まるものも多く、その療育成果については各領域の専門家からも疑問が呈されていたことに答えた形だ。
  九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来(福岡県子育て支援事業指定医療機関)の監修による療育プログラムは、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院ADHDプログラム・CDC連邦疾病予防管理センターASDプログラム・ノースカロライナ大学TEACCHプログラム等で教育研修を受けたABAとTEACCHの両方のCertificate資格を有する専門医チームによって策定されており、1 心身の健康や生活に関する領域「健康・生活」、2 運動や感覚に関する領域「運動・感覚」、3 認知と行動に関する領域「認知・行動」、4 言語・コミュニケーションの獲得に関する領域「言語・コミュニケーション」、5 人との関わりに関する領域「人間関係・社会性」の5領域に渡って、脳科学/脳神経学・認知心理学・応用行動分析学に基づいた具体的なトレーニングを提供する。特に、オーストラリアにおける前頭葉実行機能の改善に充分な研究成果と実績があるFEPプログラムと、アメリカにおいてASDとADHD発達障害児童のワーキングメモリー改善、注意集中力改善、衝動性改善・自己抑制能力向上のゴールドスタンダードとなっているトレーニングであるCogniFit等のICTによる脳ニューロ・コグニティトレーニングをいち早く導入した。児童発達支援の療育事業者がこの療育プログラムを導入するには、児童福祉法に基づく児童発達支援事業の指定を受けていることに加えて、児童指導員や保育士等の有資格者のうち、ABAやTEACCHに関する一定の研修を修了した修了者や資格者を配置する等の一定の要件を満たす必要がある。従来の発達障害療育ではその有効性を客観的に図る機会が充分に確保されていなかったが、九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来(福岡県子育て支援事業指定医療機関)の監修による療育プログラムではその療育の成果の測定は、SRS-2・MEPA-R・ECBI等といわれる国際的に標準化された評価尺度によって測定され、医師・臨床心理技術者といった専門家によってフィードバックが蓄積される仕組みとなっている。
 現在複数の療育事業者についてプログラムの導入準備が進んでおり、平成30年4月から実際の療育におけるプログラムの実施が順次開始されていく見通しだ。

問い合わせ: 九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来(福岡県子育て支援事業指定医療機関)
http://asd.bethel.clinic/
http://asd.bethel.clinic/%E8%8B%B1%E6%89%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E7%99%82%E8%82%B2/
https://bethelclinic.wixsite.com/aspergeradhd

登録者:pressrelease4med

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