Zabbix社、デジタルトランスメーションを見据えたZabbix 4.0のリリースを発表

2018年 10月 04日(木曜日) 11:15

~HTTPリクエストによるAPIを利用したクラウド環境の監視データの収集やリアルタイムエクスポート機能等を追加した長期サポートバージョン(LTS)をリリース~

2018年10月2日

Zabbix社(本社、Zabbix LLC:ラトビア共和国、代表取締役社長: Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大)は、オープンソース監視ソフトウェアZabbixの最新バージョンZabbix 4.0をリリースしました。

Zabbixはネットワーク・サーバー・ネットワーク機器・サービス・その他のITリソースの監視・追跡を行うために開発されたエンタープライズクラスのオープンソースのモニタリングソリューションです。

Zabbix社は、これまで実装されている監視機能をより強化し、さらにユーザビリティやパフォーマンスの改善をした最新バージョンZabbix 4.0のリリースを発表します。

Zabbix 4.0はLTS(Long Term Support)バージョンであり、Zabbix3.2や3.4で実装された機能も含みます。リリース後5年間のサポート(さらに延長サポートで最長7年間)を提供します。ハイブリット・クラウド、マルチクラウド環境においても利用できる大規模なエンタープライズ環境に最適な監視ソリューションです。

「Zabbix 4.0は、競合他社の一歩先をリードし、リアルタイムに監視データを収集して視覚化する機能に優れており、複雑な監視シナリオを実現するように開発しました。 Zabbixは企業としてソフトウェアの機能性と安定性に重点を置いて開発を行っているオープンソースのITインフラストラクチャ監視ツールです。企業として公式なテクニカルサポートを提供することによって継続的に安定した開発を行い、Zabbixをより良いソフトウェアにすることで信頼性の高いツールとなっています。」Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)Zabbix社 CEO。

[Zabbix 4.0の新機能]

Zabbix 4.0ではHTTPリクエストによる監視データの取得機能を追加し、クラウドやアプリケーションのAPIアクセスによる監視データの取得に対応しました。Zabbix 3.2、3.4で追加された保存前処理と依存アイテムの機能を活用してより容易かつ柔軟にAPIを利用した監視データ収集を行えます。

障害を検知した際のコメント入力機能を強化し、障害の手動クローズや深刻度の変更を行うことができますコメント入力や障害の状態変更を行った際に通知処理を実行することもできるようになり、システム運用において障害発生時の対応にZabbixを活用いただきやすくなりました。

監視対象のメンテナンスを行う際に活用できるメンテナンス期間でトリガー設定のタグを利用できるようになりました。以前のバージョンでは最小のメンテナンス対象がホスト単位であったものが、タグを活用することでアプリケーションごとにメンテナンスを設定し、メンテナンス中の障害検知を抑制することができるようになりました。

新しい監視データのリアルタイムエクスポート機能では、収集した監視データ、検知した障害の履歴をリアルタイムにファイルへ出力できます。出力されたデータを他のソフトウェアへインポートすることで、ログデータの検索や障害履歴の分析など、収集データをより活用いただきやすくなりました。

Webインターフェースの改善も行い、新しいグラフウィジェットを追加しました。正規表現指定で複数の監視データを1つのグラフ上に描画することができ、マウスポイントでグラフ上に値を表示することができ、より監視データの可視化が行いやすくなりました。グラフや障害画面などの期間選択方式も新しくし、目的の表示範囲を的確に選択できるようになりました。Zabbix 3.2, 3.4で改善したダッシュボードやした障害画面も含め、よりシステムの状況を容易に把握できます。

Zabbix 4.0ではその他にも50以上の様々な機能強化や新機能の追加を行っています。詳細は下記のページから確認いただけます。

Zabbix 4.0の新機能: https://www.zabbix.com/jp/whats_new
What's New in Zabbix 4.0.0: https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/introduction/whatsnew400

[Zabbix 4.0のダウンロード]

Zabbix4.0はLTSリリースの安定版として5年間の長期サポートを提供し、全下位バージョンのエージェントに対しても互換性を実現しています。長期サポート(LTS)リリース、Zabbix サポート期間とリリースポリシーに関する詳細はZabbix サポート期間とリリースポリシーをご覧ください。

Zabbix 4.0のダウンロード: http://www.zabbix.com/jp/download.php
Zabbix 4.0リリースノート: http://www.zabbix.com/rn4.0.0
機能概要とドキュメント: https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/introduction/features

[Zabbix監視ソリューションについて]

Zabbixは多数のサーバ、仮想マシン、ネットワーク機器、アプリケーションから数百万の監視データを収集し、リアルタイム監視を実現するエンタープライズクラスのオープンソースの監視ソリューションです。大規模環境にも対応したパフォーマンスを持ち、正確な統計と性能情報を収集、分析、可視化や、現在の状況や潜在的な問題を遅延なく通知する事が可能です。

軽量なエージェントによる監視、エージェントレス監視、プロキシによる分散監視とZabbixサーバによる中央管理が可能にする拡張性の高いアーキテクチャ
ディスカバリによる自動監視設定:サーバやネットワーク機器などの監視対象と、監視対象が搭載しているファイルシステム、ネットワークインターフェースなどを自動的に検知し監視設定を自動生成します
シナリオベースのWeb監視機能による柔軟なWebアプリケーションの監視
豊富な監視機能を有し、かつスクリプトなどを利用した拡張的な監視によりすべてのものを一元的に監視可能
どこからでもアクセス可能なWebブラウザベースのインターフェース

ZabbixはオープンソースでGPL General Public Licenseのもと開発を行っており、商用、非商用に関わらず無料で利用が可能です。世界のほぼすべての国のあらゆる業界で活発に利用されており、フォーチュン500社のうち50%以上の企業で利用されています。

[Zabbix社について]

Zabbix LLCは2005年に設立し、ラトビア共和国の首都リガにある本社ではソフトウェア開発を行っています。日本支社であるZabbix Japanは日本国内向けの公式なサポートやトレーニングを提供しています。 Zabbix社の主力製品は、オープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションのZabbixです。Zabbix社は技術およびコンサルタントサポート、Zabbixの導入、実装、カスタム開発のサービス、およびZabbixのプロフェッショナルトレーニングなど幅広い商用サービスを提供しています。ユーザのニーズに対する柔軟なアプローチと、最高のサービスを手頃な価格で提供することに重点を置いています。Zabbix社には世界中に各地域を代表する100以上のパートナーがいます。

会社名:Zabbix Japan LLC

代表者:代表 寺島 広大

所在地:〒105-0021 東京都港区東新橋 2-16-3 カーザベルソーレ 8F

Webサイト:http://www.zabbix.com/jp/

*ZabbixはZabbix LLCのラトビアおよびその他の国における登録商標または商標です。

登録者:Zabbix

カテゴリー: プレスリリース配信
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