統合監視ソフトのZabbix社がZabbix 4.0搭載アプライアンス製品を提供開始

2018年 11月 15日(木曜日) 16:33

オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」を提供するZabbix社(本社、Zabbix LLC:ラトビア共和国、代表取締役社長:Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大)は、最新版Zabbix 4.0を搭載したアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance ZS-5400」「ZS-7400」「ZP-1400」の3製品の提供を2018年11月下旬より開始致します。

また、アプライアンス製品と同等の機能を有した仮想アプライアンス「ZS-V400」「ZP-V400」のテクニカルプレビュー版の提供を2018年11月16日より開始し、同日開催のZabbix Conference Japan 2018にてご紹介を行います。

本製品は最新ZabbixソフトウェアバージョンZabbix 4.0の新機能を利用できることに加え、Zabbix社がこれまでに培ってきたシステム監視の技術と経験を投入し、データベースやOSに最適なチューニングを行い、データベースのパーティショニングも行い安定して利用できるようにセットアップ済みです。Zabbixによる監視をスムーズかつ安定して行えるよう、SNMPトラップの監視など周辺ソフトウェアも含めてセットアップ済みの状態で監視をすぐに始めることができます。

Zabbix 4.0はLTS(Long Term Support)バージョンであり、Zabbix3.2や3.4で実装された機能も含まれており、新しいダッシュボード機能、障害の手動クローズ、監視データの柔軟な加工など最新のZabbix機能を活用いただけます。

既に旧製品のZS-5200、ZS−5220、ZS-5300、ZS-7300、ZP-1200、ZP-1220、ZP-1300をご利用のお客様はZabbix Enterpriseサイト(※1)にてソフトウェアをアップデートしてZS-7400、ZS-5400、ZP-1400と同等の機能を実装することができます(アップデートの方法と手順は12月中に提供予定)。
製品詳細

Zabbix Enterprise Applianceの製品詳細は下記Zabbix Enterpriseサイトに掲載を行っています。本サイトではアップデートソフトウェア、および追加ソフトウェア、オンラインドキュメントの提供を行っており、アプライアンスの長期的な運用を支援いたします。
ハードウェアアプライアンス製品

Zabbix Enterprise Appliance ZS-7400製品詳細: https://enterprise.zabbix.co.jp/products/zs7400
Zabbix Enterprise Appliance ZS-5400製品詳細: https://enterprise.zabbix.co.jp/products/zs5400
Zabbix Enterprise Appliance ZP-1400製品詳細: https://enterprise.zabbix.co.jp/products/zs1400

仮想アプライアンス製品(テクニカルプレビュー)

Zabbix Enterprise Appliance ZS-V400製品詳細: https://enterprise.zabbix.co.jp/products/zsv400
Zabbix Enterprise Appliance ZP-V400製品詳細: 上記URLと共通

製品外観

Zabbix Enterprise Appliance ZS-7400/5400(Zabbixサーバーアプライアンス)
Enterprise Appliance ZS-7400/5400外観

Zabbix Enterprise Appliance ZP-1400(Zabbixプロキシアプライアンス)
Zabbix Enterprise Appliance ZP-1400外観
Zabbix Enterprise Appliance ZS-7400/ ZS-5400の特徴
監視機能

Ping監視
VMware環境の自動監視
Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windowsサーバーのリソース監視
プロセス、Windowsサービス監視
ファイル監視
ログ監視、Windowsイベントログ監視
Webページ監視
Windowsパフォーマンスカウンタ監視
Windows WMIによる監視
TCPポート、NTP、DNS監視
SNMP v1、v2c、v3を利用したネットワーク機器の監視
SNMPトラップ監視
IPMIを利用したハードウェア監視
ODBCを利用したRDBMS監視
SSH/Telnetを利用したエージェントレス監視
コマンド、スクリプトを利用した監視機能の拡張
Javaアプリケーション監視機能 (※3)
監視対象機器のオートディスカバリ機能
専用ツールによる監視設定の定期および手動バックアップ

高信頼性・高パフォーマンス

Zabbix専用機としてOSおよび各種ソフトウェアの最適化を行い、中・大規模向けの監視アプライアンスZS-7400シリーズでは、およそ1,000監視対象(※2)まで、中小規模向けの監視アプライアンスZS-5400では、およそ200監視対象(※2)のシステムを監視可能。Linux、UNIX、Windows各種サーバー、ネットワーク機器の監視を一元的に行うことができます。またRAID構成によりディスクの故障時にもデータ損失を防止します。
オールインワン監視ソリューション

Zabbix社がこれまでに培ってきたシステム監視の技術と経験を投入し、Zabbixによる監視をスムーズかつ安定して行えるよう、周辺ソフトウェアも含めてセットアップ済みの状態で監視をすぐに始めることができます。

また、Zabbix Enterpriseサイト(※1)にてZabbixのソフトウェアアップデート、追加ソフトウェアの提供、センドバック保守を一括して提供し、長期間に渡って監視システムを安定維持するためのソリューションを提供します。ソフトウェアアップデートはOSおよびZabbixを含めた検証済みのソフトウェアを本機より一括でダウンロード、インストールすることができ、長期に渡り監視システムの安定した運用をサポートします。
容易な管理

OS、Zabbixを含めたファームウェア管理によりシステムを一括でアップデートを行こうことができます。オンラインアップデート機能やファームウェアの世代機能も有しておりアップデートを容易に行うことが可能です。 また、システム設計やZabbixの設定バックアップ、設定間違いやハードウェア障害からの復旧、同一設定の監視サーバーの複製を用意に行うことが可能です。システムの稼働状況の確認やサポート情報の取得、ネットワークの設定を行うことができる専用のWebインターフェースを備え、Linux OSを操作することなくシステムの管理を行うことが可能です。
アクティブ-アクティブ構成に対応

同梱の設定バックアップツールを利用して、複数台の監視サーバー間で設定を同期することができます。設定同期のためのスクリプトも同梱し、容易に監視サーバーの冗長構成を構築することができます。
Zabbix Enterprise Appliance ZP-1400の特徴
監視能力

Zabbixサーバーの子サーバーとして動作し、小型ながらおよそ200監視対象(※2)までのシステムを監視することができます。収集した監視データはZabbixサーバーに送付され、監視データは一元管理されます(本機のみで監視を行うことはできません)。
インターネットやクラウドと連携

複数の拠点に分散されているシステムをインターネット越しに監視したり、クラウド上に配置されたZabbixサーバーから複数拠点のシステムを監視することができます。
省電力・省発熱・省スペース

通常のIAサーバー(※4)と比較して約95%の電力削減が可能な7.7Wという超低消費電力、周辺温度55℃でも運用可能な空調いらずの堅牢設計、占有面積にして約1/38の小型サイズ筐体と、非常に優れた省電力率・省発熱率・省スペース率を誇ります。
メンテナンスフリー

ZP-1400は監視設定をZabbixサーバーから取得し動作し、収集した監視データはZabbixサーバーに送付します。本機に保存されるデータはすべて一時データとなるため、故障時などは本機を入れ替えるのみで対応が行えます。

また、本機は再起動することで内蔵データベースの再作成を行うことができ、データベースのメンテナンスを容易に行うことができます。問題発生時には本体の電源ON/OFFで対応することが可能です。
VPN機能の搭載

専用のVPN機能がプリインストール済みになっており、システム管理WebインターフェースからVPN機能を有効にするだけで、簡単にZabbixサーバーとの通信を暗号化することができます。

VPN通信はHTTPプロキシ経由で利用することも可能なため、拠点のファイアーウォールの設定変更を行わず、データセンターやクラウド上にインストールされたZabbixサーバーへ安全に監視データを送信することが可能です。

(※1) http://enterprise.zabbix.co.jp
(※2) 20,000監視項目、5分間隔の監視の場合。1監視対象あたり100監視項目としてパフォーマンス測定。(ただし、ログ、trap監視および暗号化通信を含まない。)
(※3) 追加ソフトウェアのインストールにより可能。
(※4) ぷらっとホーム社 TRQX-1/55SAと比較。
Zabbix Enterprise Appliance ZS-V400 / ZP-V400(仮想アプライアンス)の提供

Zabbix Enterprise Appliance ZS-V400は、Zabbixサーバーを、Zabbix Enterprise Appliance ZP-V400はZabbixプロキシを搭載した仮想アプライアンスです。Zabbixのインストール、初期設定を行うことなく、アプライアンスイメージをインポートするだけでZabbixによる監視を始めることができます。
特徴

OVAファイルをダウンロード、インポートしてすぐにZabbixを利用し始めることができます。
ハードウェア型のZabbix Enterprise Appliance ZS-7400、ZS-5400、ZP-1400と同等のソフトウェア構成であり、同じ操作性でシステムの管理をすることができます。ハードウェア型のアプライアンスとシステム設定、監視設定、監視データを相互に移行することが可能です。

上記、仮想アプライアンス製品「ZS-V400」「ZP-V400」の2製品について、Zabbix Enterpriseサポート契約ユーザー様向けにテクニカルプレビューとして2018年11月16日より提供を開始させていただきます。正式リリースは来年1月頃を予定しております。
ZS-7400 / ZS-5400製品の詳細と販売方法
名称: Zabbix Enterprise Appliance ZS-7400 / Zabbix Enterprise Appliance ZS-5400
同梱物:

本体および電源ケーブル
取り扱い説明書
Zabbix設定バックアップツール
Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solaris用監視エージェントソフトウェア

販売方法: Zabbix社日本国内パートナーから販売

Zabbix社パートナー

本体価格: ZS-7400 498,000円(税抜) / ZS-5400 298,000円(税別)
保守費用: 100,000円(税抜)

H/Wセンドバック保守
Zabbixアップデート

*Zabbixソフトウェア アップデート用バイナリーの提供。
*Zabbix技術問い合わせサポートは含まれません。

*技術問い合わせサポートを含む保守の価格はZabbix社パートナーまでお問い合わせください。
販売開始: 2018年11月下旬より
ZP-1400製品の詳細と販売方法
名称: Zabbix Enterprise Appliance ZP-1400
同梱物:

本体および電源ケーブル
取り扱い説明書

販売方法: Zabbix社日本国内パートナーから販売

Zabbix社パートナー

本体価格: 149,000円(税抜)
保守費用: 30,000円(税抜)

H/W先出しセンドバック保守

*当社が故障と判断した場合,交換品を先出にて発送します。
Zabbixアップデート

*Zabbixソフトウェア アップデート用バイナリーの提供。
*Zabbix技術問い合わせサポートは含まれません。

*技術問い合わせサポートを含む保守の価格はZabbix社パートナーまでお問い合わせください。
販売開始: 2018年11月下旬より

登録者:Zabbix

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