残響時間の計算方法

2019年 12月 09日(月曜日) 11:10

残響時間は、下記計算式により算出できます。この残響時間の計算式は、拡散音場が条件のもので、エコー・フラッターエコーなどの音響障害、部屋が狭く定在波がある場合は、予測計算値と残響測定結果との誤差が生じます。、特に拡散音場でない音空間では、室形状、吸音面の配置に注意が必要となります。拡散音場とならない小さい部屋の場合などは、残響時間にあまりこだわらず、下記式の残響時間は、目安と考え、室形状・吸音面の配置、しっかり低音域まで吸音できる吸音壁・天井を設置することが、良い音環境を創造する上で重要です。

残響時間計算式
http://ats-avs.co.jp/zankyojikan_keisan.html

ホール・体育館・会議場・講堂・スタジオ・映画館などの残響時間測定は、ATSにお任せください。迅速かつ信頼性があるデータ処理で対応いたします。また、実際に音響設計、施工を担当するものが業務にあたるため、その対策に即した測定方法をご提案し、現場にて対策などのアドバイスも建築・電気音響設備の両面から可能です。無駄を省いた適切な音響測定により測定及び対策工事のコストダウンにもつながります。また、北海道から沖縄まで、全国対応です。

残響時間の測定においては、東北震災の後、学校・公共施設などの体育館、講堂・ホール・映画館の天井構造補強・改修工事が必要となり、全国で改修工事前と施工後の残響時間を測定し、改修前と音響性能が同等以上に出来ているか検査するケースが多くなっております。また、残響測定はもちろん、仕様検討、残響時間の計算から、現状況または、改修工事でのべストなスピーカーの配置・機種など音響設備の改修設計・施工まで、ATSにお任せください。

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