【新天地と全国新天地被害者連帯―誰が被害者であり加害者なのか】

2020年 8月 04日(火曜日) 22:37

新天地イエス教証拠幕屋聖殿 (新天地) のイ・マンヒ総会長(89)が検察に逮捕された。原因は新型コロナウイルス感染症による検疫妨害容疑 (伝染病予防法違反) と「平和の宮殿」新築中の際に教会の金を横領した容疑である。

イ総会長の拘束は、昨年2月27日、反新天地団体である全国新天地被害者連帯 (全被連代表シンヒョンウク) が告発状を提出した後、検察が捜査を進めていく過程で行われた。全被連は数年間の新天地とシオンキリスト教宣教センターなどを行き来し、苦情と悪口が混ざった1人デモをした団体として知られている。
デモ行動を行うのは、ほとんどが新天地に通う子どもを持つ親である。デモ隊は自身の家に起こった家出・離婚などについて、その原因を新天地に向けて、新天地が家出・離婚など家庭を破綻させる宗教団体だと非難し、代表者であるイ総会長をターゲットにして、その責任とこれまでのすべてのことに対する誹謗中傷を行なった。

全被連代表を含め、会員として活動している親の相当数が強制的に子どもを改宗プログラムに連れて行って失敗した人々だ。自分の娘や息子に、強制改宗プログラムを受けさせようと、拉致監禁して、暴言や暴行を加えたり、わざと自宅に入れないようにしたり、すぐ横に子供がいるにも関わらず、子供を返すようにと1人デモ行動をしている。

彼らの活動内容はこうだ。韓国プロテスタント教会で「異端」と規定された団体に通う子どもの親たちがいる教会へ「異端対策委員会」が訪問する。「異端相談」と称して、組織的に誹謗中傷活動に参加させるために、異端(新天地)を信仰してはいけないという恐怖心と憎悪・敵意・警戒心を持たせる。そして、新天地を信仰する子どもたちを、強制的にでも変えさせなければならないと思い込ませ、強制改宗を実行させている。

この強制改宗プログラムは、「異端相談」の活動をする改宗牧師が進行する。
まず、被害者をだまし、睡眠薬‧手錠などを使って拉致し、監禁する。被害者1人を対象に、多数の家族と改宗牧師側の関係者が動員され、懐柔と圧力が行われる。改宗プログラムを自発的に受けるという同意書にサインをするよう迫るものであり、被害者が拒否すると暴言‧悪口と暴行などが行われ、耐えられず同意書にサインをすると、改宗プログラムを進行する改宗牧師が現れる。改宗プログラムでは、聖書の教えよりも新天地での個人攻撃と誹謗が主であると被害者は証言しており、この過程で一人の女子大生が命を失った。

改宗プログラムはシン・ヒョンウク牧師とジン・ヨンシク牧師が進行する。鞍山常緑教会ジン牧師は強制改宗のために被害者を強制的に精神病院に入れ、有罪判決を受けた人物で、この関連調査で、10億ウォン以上の収益が確認された。
また、同教会のシン牧師は、新天地から除名を受けた後、プロテスタント側教団に吸収され反新天地活動をしながら、牧師になった人物である。そして、既成教会を代弁するキリスト教放送の主要人物は、ジャーナリストという自分の地位を利用して、検察‧警察‧政界に手を伸ばして新天地を全社的に誹謗した。

総合すると新天地が異端だと既成教会から教えを受けた親たちと、彼らに排他的な異端嫌悪‧憎しみ‧警戒心を教え、既成教会の牧師、新天地で除名を受け反新天地勢力になった牧師、既成教会を代弁するジャーナリストが新天地に向かって全方位的な攻撃を浴びせたことになる。

30万人いる新天地の信者のうち、デモ行動をした親を持つ子どもたちは、ほんの一部に過ぎないが、全ての親が反新天地であるように拡大解釈されている。
問題は、メディアや政府が、デモ行動を起こす彼らの主張をまるで確認され検証された事実であるかのように引用しているという点であり、これが新天地の検察の調査と捜査に宗教偏向論議をもたらす要因となっている。

出典:http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=764623

問い合わせ:koh.hiro.no@gmail.com(高野)

登録者:kohhiro67

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