[強制改宗の被害当事者・家族の訴え]【法治国家なのに、私の人権はなく、家族は改宗を強要。大学でも人権侵害】

2020年 8月 06日(木曜日) 16:11

大韓民国の憲法第20条1項には「宗教の自由」が規定されている。
それでも既得権を持つ主流のプロテスタント教団によって強制改宗は堂々と行われている。韓国プロテスタント主流教団から「異端」と規定された教団に対する誹謗と露骨な非難、蔑視が行われる「異端相談」は、事実上「洗脳」と同じである。彼らの希望する宗教を選択しなかった人には「異端」というレッテルが貼られる。

ジョンヒョス(33、仮名、浦項)さんも大学生の頃、これらの経験をした。もう十年が過ぎようとしているが、今も彼女はそのトラウマに苦痛を受けている。
以下は、ジョンさんの訴えです。

2010年8月に、私は家族の手により強制的にワンルームに拉致され、監禁を受けました。
両親は改宗事業家に私を改宗するよう教えられ、職場もお金も親戚も後にして強制改宗プログラムを強行しました。

私の父は、ソウルで牧会をしており、竹を割ったような性分の人で、母は暖かく柔和で明るい人です。そして、妹は可愛らしくて思慮深い子でした。
お互いを信頼し、両親に恥ずかしくないように勉強して、信仰生活、友人関係を結んできました。

2007年A大学に入学した後、大学で開かれるプログラムに参加し、コミュニティにも登録して、リーダー役を務めるまでになっていました。けれども、いくら賢いと言われる教授でさえ、私の質問に答えることができないことがほとんどでした。
そんな中、新天地の教えは真理であり、人生に関するすべての答えを見つけることができ、いつも喜んで学んでいました。

しかし、私が韓国のキリスト教団体が異端だと規定した宗教的な生活をしていると、ルームメイトは私を大学牧師に告発しました。
彼らは私の所持品を許諾なしにすべて検査し、写真を撮った上、流布しました。その後も何度も呼び出され、検査や尾行もされました。プライバシーを侵害され女子寮まで追いかけてきて叫び、人々の前で辱めを与える牧師が恐ろしくて、自分の信仰を否定するしかありませんでした。
また、23歳の最後の大学生活で、大学のボランティア活動をしていましたが、思想が合わないとの理由で、再び牧師に呼び出されたため、私は休学するしかありませんでした。

そんな中、8月8日の祖母の誕生日が終わると、母は私の携帯電話を取り上げ、父は、私の意向を無視し、母親の通う教会近くのワンルームに強制的に連れて行きました。部屋には布団、食器などがすでに用意されていて、家族は「強制改宗プログラム同意書にサインをしない限り、出ることはできない」と言いました。

夜に壁を見て横になって泣き続けました。 本当にとてもその夜が恐ろしかったです。トイレに行きたいと言ったら、トイレの扉を閉められないし、閉めたとしても、終始、声を掛けられます。このような監視下で、3日間何も食べず、失意に陥っていました。
友達の助けで脱出することができ、あちこち移り住んで、大邱で一人暮らしをして仕事もしましたが、不安症は治りませんでした。
すべての人が私を尾行するようで、私を殺すようで、帽子をかぶってしか外出できず、車両番号を覚えるのは、ほとんど病的な習慣です。

私たち家族を変質させた強制改宗プログラムと改宗ビジネスに対する怒りが私の心を痛め続け、すでに十数年が経ちましたが、私はまだその過去を忘れられずにいます。次の被害者がないことを心から願います。

出典:http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=765437

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登録者:kohhiro67

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