大韓民国:新天地教会の血漿提供が新型コロナウイルスの治療薬開発を促進させる

2020年 8月 31日(月曜日) 17:21

8月27日、新天地イエス教会の1,000名以上の新型コロナウイルスから完治した信徒らが新型コロナウイルスの治療薬開発のための団体血漿提供を始めた。新天地イエス教会の団体血漿提供は今回で2回目となり、8月27日から9月4日まで大韓民国の大邱で行われる。

コロナ感染の再拡散によって危機が高まる状況の中、去る24日、大韓民国の保険当局が新天地イエス教会に対して、新型コロナウイルスの治療薬開発のための追加血漿提供の協力を要請したことによって実施が決定された。

今年の初め、約4千名の新天地教会の信徒の感染が確認され、それは大邱市内のほとんどの感染事例を占めた。そのうち11名の死亡を除いて、ほとんどが完治した。

韓国の疾病管理本部(以下、KCDC)と新天地教会によると、当局と新天地教会の協力によって、教会内の562名の完治者らが血漿提供者として登録し、8月26日時点で、個人的に提供した人を含め、628名が提供を完了した。今回の2次血漿提供が完了すると、新天地イエス教会の信徒の総1,700名余りの完治者が血漿提供に参加する事になる。

KCDCは24日、新天地イエス教会に「血漿提供による迅速な治療薬開発、及び、臨床評価」のために、新天地イエス教会の信徒らの大規模の血漿提供を追加で要請した。

KCDCのクォン・ジュンウク副本部長は27日と29日の2回のブリーフィングで、「大邱市の協力の下に、陸上振興センターで8月27日から9月4日の間に赤十字の機器と人員を借りて進行する計画」と言い、「感染から回復した後、他の患者を生かすために喜んで血漿提供に参加して下さった方々、特に新天地の信徒の皆さんと場所を提供してくださった大邱市、そして大韓赤十字社の支援に心から感謝する。」と明かした。

治療薬の研究開発は、韓国の保健福祉部傘下の国立保健研究院と民間のバイオテクノロジー企業である緑十字との協力の下に行われている。

同日、アメリカの食品医薬品局(FDA)は、新型コロナウイルスの治療のための血漿の緊急使用を承認した。専門家らは血漿治療に関する効果については、より多くのデータが累積されなければならないと指摘している。

血漿の効果を確認し、治療薬開発につなげる事の難しさは、疾病の完治者からの血漿提供という限定的な供給源に起因する。

新天地イエス教会のイ・マンヒ総会長は25日、書信を通して「信徒の皆さんの血(血漿)が、我が国と国民による新型コロナウイルスの克服に使われるよう、血漿提供の先頭に立ちましょう」と言い、完治した信徒の血漿提供を奨励した。

登録者:savingearth

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