新天地、1100名、2次血漿供与…「コロナの苦痛をあまりにもよく知っているため、共に参加」

2020年 9月 01日(火曜日) 20:09

1次を含む、総1700名余りが参加
防疫対策本本部「新天地の信徒に感謝」
新天地「感染者のために心配をかけて申し訳ない」

[天地日報=ホン・スヨン記者] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に感染し、完治した新天地イエス教証拠幕屋聖殿(新天地)大邱教会の聖徒1100名余りが27日、血漿供与に出た。これは先月の13日から17日までの1次血漿供与に続いて2回目である。

疾病管理本部中央防疫対策本部(防対本)と新天地大邱教会によると、この日から翌月の4日まで大邱陸上振興センターにて1100名の大邱教会の信徒らが血漿供与に参加する。

それに先立って、新天地大邱教会は去る7月13~17日の第1回目に409名、また個人的に219名が参加していたため、現在まで628名が血漿供与を終えた状態である。今回の2次参加まで加えると1700名余りが血漿供与に参加する事となる。

新天地のイ・マンヒ総会長は去る25日、書信を通して「聖徒の皆さんの血(血漿)が、我が国と国民の新型コロナを克服するために使われるように、血漿供与の先頭に立ちましょう」と積極的に勧めた。

防対本は「団体献血ができるように場所を提供して下さった大邱広域市にも感謝し、改めて血漿供与に参加意思を明かして下さった新天地の信徒の方々にも感謝の言葉を申し上げる」と明かした。

新天地側は「去る2~3月、多くの感染者が発生した事で、国民の皆様にご心配をおかけした事を忘れずにいる」と言い、「これからも疾病管理本部と緊密に協力し、新型コロナウイルスを克服できるように全力を尽くす」と明かした。

この日、血漿供与に参加したハム・サンヒョン(24歳、男性)氏は「私は、一ヶ月の間、治療センターで過ごした。治療を受けながら精神的にも肉体的にも本当につらかった。精神的なつらさを運動で解消しようともした」と言い、新型コロナの感染を克服する事が決して容易な事ではないという事を強調した。

それゆえ、より一層治療剤の必要性を切実に感じるようになったハム氏は「私は治療を受ける事ができたが、まだ受ける事のできない人が多くいる。治療剤が一日も早く開発され、国民の助けとなり、コロナが終息され、正常な生活に戻りたいという思いで血漿供与に志願するようになった」と言い、「血漿供与した分、早くたくさんの治療剤が出て来て、全世界の人々の苦痛を和らげてほしい」と願いを伝えた。

チョン・ミヨン氏(53歳・女性)は未だに後遺症に苦しめられている。彼女は「病院では早いうちに陰性判定がでて、すぐに退院したが、家に帰って来てからは、むしろ後遺症で1-2カ月の間、ひどく苦しんだ」と言い、「私の新型コロナとの闘病はひどく苦しいものだった。今も新型コロナが続いている中で、血漿供与があると聞き駆けつけて来た」と説明した。

そう言いながら「治療過程の中でたくさんの方々が助けて下さった事で、無料で治療を受けた」と言い、「未だに多くの人が苦しんでいて、コロナが拡散されている状況の中で、今回の血漿供与によって我が国と全世界の人々が治療され、平和な日常に戻る事ができればいいと思う」と語った。



コロナ19の感染確定によって生活治療センターに入る事となり職場退職を余儀なくされたコ・ヘヨン氏(29歳・女性)は「新天地は、社会的に指弾される事もあるが、誤解されている部分もある。そういった誤解を解くために社会の助けになる姿を見せたいという気持ちもあり、また、苦しんでいる世界の早期の回復を願う気持ちもあり参加を決めた」と言い、「この血漿治療剤が高危険群に使われると聞いた。命を生かすために少ない血ではあるが、助けになれたらいいと思う」と力を込めて語った。

また、現在首都圏で拡散している状況と関連して「皆が同じ苦しみの中にいるが、社会に助けになれる部分で皆が協力して、この時期をよく克服できたらいいと思う」と付け加えた。

障害者の活動補助の仕事をしているチョン・ホジョン氏(35歳・男性)は、「血漿治療剤が他の苦しんでいる方々の助けになれるという知らせを聞いて、血漿供与に参加するようになった」と言い、「血漿治療剤が苦しんでいる緊迫した状況の方々の治療に使われると聞いたが、一日も早く完治される事を願う」と希望した。

◆保険専門家「治療において、今回の血漿供与は大きな助けになるだろう」

ソウル市保険協会の副会長であり、カトリック関東大学医療経営学科教授のクォン・イスン氏は天地日報とのインタビューで「(新天地教会の)完治者が提供する血漿は単純な治療剤の開発を目的とするだけでなく、数多くの変異を起こすコロナウィルスの実体を明かす事にも多くの手掛かりを提供する事になると思われる」と説明した。

続いて、彼は「治療剤の開発において、現在はコロナウィルス自体を殺す免疫機構の開発は厳しい」と言いながら、「血漿治療剤と共に中和抗体を使用してコロナウィルスを無力化し、飢えさせて殺す治療が効果的」と語った。

そう言いながら、クォン教授は「多くの人々が使用できる、このような治療剤を開発するためには多くの量の血漿が必要である」と言い、「研究目的、治療目的、どちらであれ、今回の血漿供与は大きな助けになるだろう」と語った。

ムン・スングォン茶山経営情報研究院長は「新天地大邱教会の新型コロナ完治者らの血漿供与は血漿治療剤の開発に大きな助けになるだろう」と言い、また「新天地の信徒らの血漿供与の姿を見る事で、血漿供与に対する拒否感を持っている市民らにも参加意識が生まれ、そこから新しい文化も作る事ができるだろう」と言い、「このような点から、今回の供与は隣人愛の実践だと思う」と語った。

登録者:savingearth

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