政府「コロナの後遺症、研究中…研究費の規模3億6000万ウォン」

2020年 9月 18日(金曜日) 09:19

「後遺症の患者支援は研究結果に基づいて議論」

[天地日報=イ・スジョン記者]政府が新型コロナウィルス感染症(コロナ19)に感染されて完治した30名余りを対象に後遺症の研究を行なっていると明かした。

クォン・ジュンウク、中央防疫対策本部の副本部長は8日の定例ブリーフィングで「細かい検診を通して肺の機能だけでなく、精神的な後遺症までも定期的に検査をしながら、分析している状況」と言い、「現在、30名ほどを対象に、血液を確保するなど3ヶ月ごとに免疫学的な分析を始めている」と明かした。

クォン副本部長は「退院患者の追跡による後遺症調査は、既に去る4月から国立中央医療院で研究を始め、進めている」と言い「研究費の規模が約3億6000万ウォンほどである」と語った。

また、彼は「今のところは、国内研究の一部の状況に対する論文だけ持っている」と言い、「国立中央医療院の研究の進み具合から別途主要結果が出るならば、またお話しさせていただく」と語った。

そう言いながら、彼は「今は、後遺症と関連して研究・調査が進行中」と言い、「後遺症の患者たちに対する支援については研究結果に基づいて内部的に検討議論をするつもりである」と語った。

先立って、コロナ19に感染されて完治した4名のうち1名は、慢性疲労、頭痛、筋肉痛などの後遺症を病んでいるという調査結果が出た。該当調査は後遺症の統計や関連研究が稀な状況の中で、ワクチン・治療剤の開発はもちろん、感染患者の事後管理など、今後のコロナ19の対応にも参考になると思われる。

8月25日、新天地イエス教会のタダイ枝派によると、コロナ19の感染判定を受けた信者4198名のうち1035名は完治判定を受けた後にも後遺症を訴えている。完治者のうち、302名(29.2%)は病院の治療を受ける程、症状がひどいと調査結果が出た。

大部分の回答者は様々な後遺症を同時に病んでいた。「慢性疲労、及び、疲れ」の症状を訴えた人が322名(重複応答)で最も多かった。頭痛を訴えた者は10名のうち1名ほどで、119名を記録した。その他にも胸の痛み80名、筋肉痛77名、咽喉痛27名など、日常生活で支障のあるあらゆる痛みを訴えた場合も303名に至った。

完治の判定は受けたが、外的に表現できない後遺症に苦しんでいる者も相当数いた。普段とは違って、「記憶力の低下」によって日常生活で苦労している人が203名もいて、匂いを嗅ぐ事がよくできなかったり、タバコや血の匂いに強く反応する「嗅覚障害」も126名にもなるという事である。

完治者らは感染判定を受ける前にはなかった痰(65名)、うつ病(64名)、食欲低下(61名)、咳(59名)、呼吸困難(54名)、鼻炎(41名)、体力低下(38名)、下痢(37名)、無気力症(33名)など、多様な症状を経験していると答えた。これは、海外でも時々報告されている症状である。

その他にも、完治者らは肝の疾患(29名)、免疫力低下(28名)、肺の疾患(20名)、皮膚変色(8名)、耳鳴り(3名)、痒み(10名)、悪寒(6名)、生理不順(2名)、甲状腺(3名)、糖尿(4名)などの症状を見せた。また、心臓疾患(7名)、めまい(10名)、帯状疱疹(2名)、視力低下(16名)、白血球の数値減少(1名)、食道炎(7名)、声の異常(4名)、膀胱炎(3名)、体重異常(6名)、消化不良(15名)、浮腫(6名)、腸炎(4名)、口や目の震え(2名)など、後遺症を訴える事もあった。


今回の調査は韓国日報が新天地イエス教会のタダイ枝派に要請して行われた。

登録者:savingearth

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