【新型コロナ、血漿療法の臨床研究開始】日本では60名、韓国では新天地の団体提供により1,646名が血漿提供に参加

2020年 10月 06日(火曜日) 16:59

9月26日、日本国内で、新型コロナ感染者に対して回復者の血漿を投与する回復者血漿療法の臨床研究が開始されることが報道された。
回復者血漿療法は、既に世界各地で行われており、韓国では8月中旬時点で、既に臨床研究が進んでいたとの報道がある。血漿療法の実施や治療剤の研究には、非常に多くの回復者の血漿が必要となるなか、民間団体である新天地イエス教会(以下、新天地)は団体血漿提供を行った。

新天地は、2月中旬ごろに大邱(テグ)教会がクラスターとなり、数多くの信者が新型コロナに感染した。彼らの多くが完治した6月、約4,000名もの信者らが血漿提供の意思を示し、実際に、7月13~17日と8月27日~9月4日の2度、団体血漿提供を行った。その参加者数は、一次提供で628名、二次提供で1,018名の累計1,646名にものぼる。
一時、韓国中央防疫対策本部が治療法の円滑化の必要性に直面していると公表するほど、回復者の血漿不足により研究が難航していた韓国だが、これにより着々と研究が進んでいるようだ。

新天地による二度の団体血漿提供に対し、韓国中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長は「血漿提供に積極的に参加してくれた大邱市の新天地関係者、完治者、また場所と人材、設備を提供してくれた大韓赤十字社などに深く感謝する」と謝意を述べた。
さらに、ソウル市保健協会副会長でカトリック関東(クァンドン)大学のクォン・イスン教授は「多くの人が使用できる治療剤の開発には大量の回復者の血漿が必要であり、研究目的・治療目的のどちらにおいても、今回の血漿提供は大きな助けになるだろう」と語った。
なお、新天地は、新型コロナの終息に向け、今後も大韓赤十字社などと協力しながら最善を尽くす方針を示しており、回復者の更なる血漿提供が期待されている。

この度、世界に後れを取りながらではあるが、日本でも回復者血漿療法の臨床研究が承認された。
国内で研究を行う国立国際医療研究センターでは、4月末から回復者血漿の採取と保存が行われており、現在60名ほどの回復者血漿が集まっていると報道されている。

新天地が団体血漿提供をした際、タサン経営情報研究院のムン・スングォン院長は「血漿提供に対して拒否感を持っている市民も、新天地信者らの血漿提供を見て参加の意思を持つようになるという新たな流れも作れるだろう」と述べた。
回復者血漿療法は、今まさに新型コロナに感染し、苦しんでいる方の救命につながる可能性がある。
この記事の読者に新型コロナから回復した方がいるのであれば、国立国際医療研究センターのホームページを確認したうえで、血漿提供に、ぜひ協力してほしい。

[記者:天野司]

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