新天地イエス教会、新型コロナ対策のために3次団体血漿供与の実施を決定

2020年 11月 10日(火曜日) 13:07

韓国の疾病管理庁は10月、新天地イエス教証拠幕屋聖殿(総会長イ・マンヒ、以下 新天地イエス教会)に対して「国内外での新型コロナの持続的な流行と効果的な治療剤がない状況で、団体血漿供与などを通じたより迅速な血漿治療剤開発が求められる」と血漿供与協力を要請した。

この要請を受け、新天地イエス教会は10月16日から11月11日までの約3週間、新型コロナ治療剤開発のため4千名規模の3次団体血漿供与を実施すると発表した。

新天地イエス教会はこれまで、7月と9月の計2回に渡って同教会内の完治者による団体血漿供与を実施してきた。韓国国内では血漿治療剤開発のために、現在まで2030名が血漿供与に協力したとの報告があるが、その内、約1700名(312名は2回以上の血漿供与に協力)が新天地イエス教会の信徒である。今回の第3次団体血漿供与への参加予定者を含めると、第1次~第3次で合計4000名の新天地教会の信徒が参加することになる。

第3次団体血漿供与は大邱陸上振興センター室内競技場で行われ、新天地イエス教会は円滑な運営のためのボランティアも派遣する。また第1次・2次同様、税金への負担を少しでも軽減するため、通常、供与者に支給される20万〜30万ウォン(日本円で約19,000〜28,000円)の交通費の支援を受けないとしている。

これを受け、韓国中央防疫対策本部のグォン・ジュンウク副本部長は定例ブリーフィングで、「血漿治療剤開発のため、11月16日から3週間、大邱新天地で約4000名の血漿供与が行われる予定」だとし、「新天地側の積極的な参加、また大邱広域市と大韓赤十字社の協力に感謝する」と明かした。

新天地イエス教会側は「ニュースを通じて血漿治療剤(CG緑十字)が医療現場で使用されている知らせを聞き、嬉しく思うと同時に感謝した。(完治者として)私たちができる最も価値のあること」だと言いながら、「血漿供与という経験を通じて、新型コロナを克服する力は抱擁、愛、団結にあるということを全信徒が実感している。血漿治療剤で大韓民国が新型コロナを克服できるように最善を尽くす」と話している。



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