血漿治療剤 韓国内初コロナ完治...新天地、団体血漿提供

2020年 12月 12日(土曜日) 21:44

ソウル新聞
キム・チェヒョン記者



GC緑十字血漿治療剤、国内初の完治報告
70代の男性患者、先月18日に最終陰性判定

GC緑十字のコロナ(新型コロナウイルス感染症)血漿治療剤を投与された70代の男性重症患者が最終完治判定を受けた。臨床開発中の血漿治療剤を使用して、完治された韓国内初の事例だ。

7日、GC緑十字によると、今年9月、コロナの感染が確認された70代の男性が漆谷慶北大学校病院でGC緑十字の血漿治療を投与された後、完治判定を受けた。

GC緑十字はコロナ完治者の血漿から免疫原性を備えた抗体を分画して作る血漿治療剤「GC5131A」を開発し、重症化リスクの高い患者を対象に、臨床第2床試験をしている。この患者は、臨床試験の参加者ではなく、医療スタッフが、食品医薬品安全処(以下、食薬処)に治療目的使用の承認を申請し処方した事例である。

コロナ陽性判定を受けた後、抗ウイルス剤のRAMデシビル、ステロイド製剤デキサメタゾンなどを処方されたが治る見込みがなく、医療陣が血漿治療剤の投与を試みたと伝えられた。以来、約20日間の血漿治療剤の投与などの治療を経て、先月18日に最終陰性判定を受けて隔離から解放された。

食薬処は、他の治療手段がない場合、または生命を脅かす重症患者などの治療のために、許可されていない臨床試験薬であっても使用できるようにする「治療目的使用承認制度」を運用している。

大学病院を皮切りに、医療現場での治療目的使用申請と承認が相次いでいる。現在まで13件の治療目的使用の承認が下りている。

GC緑十字の関係者は、「現在の13件のすべてのデータは持っていないが、漆谷慶北大病院で血漿治療剤を投与した患者の中で完治された事例があるのは事実」とし、「血漿治療投与後の最初の完治」と強調した。




新天地、コロナ第3次団体血漿提供完了

新天地イエス教証拠幕屋聖殿(総会長イマンヒ、以下、新天地イエス教会)は、コロナ治療剤の開発のための第3次団体血漿提供を完了したと6日に発表した。

第3次団体血漿提供は先月16日から今月4日まで大邱陸上振興センターで行われた。今回の第3次団体血漿提供はコロナに感染し完治した新天地大邱教会の3,639人が参加した。

このうち、健康や薬の服用などを理由に、血漿提供できなかった人員(1599人)を除く2040人が提供を完了した。これで新天地大邱教会は1・2・3次団体や個人提供を通じて総3,741人が血漿を提供した。

血漿提供に2回以上参加した信徒は1561人である。新天地は血漿ドナーに提供される所定の交通費の支援を受けなかった。

新天地の関係者は、「今回の団体血漿提供にとどまらず、コロナ終息のために継続的に参加していきたい」と語った。


連絡先
担当者:やまぎわ
メール:sintenchi@outlook.com

登録者:savingearth

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