韓国防疫当局「新天地信徒の血漿で『変異ウイルス』の研究も進行中」

2021年 1月 29日(金曜日) 00:31

“防疫戦争で研究開発が重要”
自然免疫レベルなどの測定・研究
新天地教会、3741人血漿提供
全(韓国内の血漿提供)4096人中、91.3%を占める

[天地日報=ギム・ビチナ記者] 既存のウイルスより感染力が1.7倍高いことが知られている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)変異ウイルスに対抗するために、政府が研究開発を進めていることが伝えられた。

特に新天地イエス教証拠幕屋聖殿(以下、新天地教会)大邱教会信徒たちが団体提供した血漿を使用して「自然免疫レベル」「持続期間測定」などを行い、変異ウイルスの研究・分析を進めていることが分かった。新天地信徒たちが提供した血漿が新型コロナ治療薬だけでなく、変異ウイルスを研究のためにも使われている。

グォン・ジュンウク中央防疫対策本部第2副本部長は26日、新型コロナに関する定例ブリーフィングで、「現在起こっているコロナウイルスとの防疫戦争において、研究・開発・調査も非常に重要だ」とし、このように述べた。

彼は「今日未明、イギリスの変異種、そして南アフリカの変異種に対するワクチン製造会社であるモデルナ社の効能発表もあったが、私たちも新天地教会の信徒の方々が提供してくれた血漿を使用して、新型コロナに対する自然免疫レベルと持続期間の測定している」と明らかにした。


グォン副本部長は、変異ウイルスの発生国が増加するにつれ、韓国内でも感染拡大が懸念される状況とし、「イギリス変異種だけでも感染力と致死率の増加が報告されており、実際の韓国内流入事例も現在27件増加したことを考慮すると、地域社会への感染リスクも上昇している状況」と説明した。

それと共に「政府は入国者の検疫を強化、遺伝子分析および変異種が発生した国の状況をモニタリングし、該当国からの渡航者、感染陽性者、接触者管理を強化している」とし「入国した自宅隔離対象者および同居家族は隔離解除時まで隔離生活のルールを遵守して欲しい」と呼びかけた。

これに先立ち、新天地大邱教会の信徒たちは、計3回にわたる大規模な団体血漿提供、および個人提供を通じて総3741人の血漿提供を完了している。これは先月15日時点での全体の血漿提供者4096人のうち91.3%を占める割合である。

また、新天地大邱教会の信徒のうち血漿提供に2回以上参加したのは1561人(41.7%)と集計され、高い参加率を見せた。新天地教会は去る4日、新年を迎えてのメッセージで、「地球の新型コロナ終息のため、あらゆる努力をすることを約束する」と発表している。

出典:http://www.newscj.com


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