【速報】クラスター発生の団体関係者、感染症予防法違反などに無罪判決(韓国・新天地)

2021年 2月 18日(木曜日) 02:34

本日17日、新天地イエス教会(以下、新天地)幹部らに対して感染症予防法違反などの罪を問う裁判で、全員に無罪判決が下された。今回起訴されていたのは新天地果川(クァチョン)総会本部所属の総務担当者などの9名であり、新天地の感染症予防法違反などに関する裁判は、先月13日と今月3日に続いて3例目、いずれも無罪判決となっている。

水原(スウォン)地方裁判所の裁判部は、「防疫当局が新天地に求めた関連資料の提出は、法律上の疫学調査の対象および方法に該当しない」との見解を示した。この理由について、新天地の信者らがQRコードを用いて出欠管理されていることなど教会訪問者の把握が容易であった点を例に挙げ、「全体の信者名簿提出を要請する必要はなかった」とも述べている。

また、公務執行妨害の疑いについては、「信者のなかには、新天地の信者であることを知らせたくないという要請をした人も多かったが、防疫当局が個人情報を同意なく取得した。これが妥当かどうか疑問」であるとして、無罪判決が言い渡された。
なお、現在韓国では、日本と同様に信教の自由が保障されているものの、新天地の信者に対する差別や不当解雇が発生しているという。そのため、一部の信者は新天地の信者であることを知られたくなかったのではないだろうか。

日本では医療従事者向けのワクチン接種計画が始まったが、一般市民である私たちに届くまでには、少し時間がかかる。それまでの間、新型コロナ感染に怯えるあまり、感染してしまった人々を糾弾することはあってはならない。
この長く苦しいコロナ禍を少しでも早く脱するために、正しい情報をもとに自分に何ができるのか考え、建設的な行動を取りたいものである。

登録者:shinchonji1984

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