新天地血漿ドナーインタビュー

2021年 3月 05日(金曜日) 17:56

[天地日報=ワン・ミンウム記者]
新型コロナ感染症(COVID-19)完治者で、合計9回の血漿提供をしたイ・ジイェ氏(仮名、35歳、女性)は、「昨年コロナ陽性判定を受けたときの気持ちは驚きと恐怖だった」とし「大邱で新型コロナが流行してからいつのまにか1年が経ったが、今もこの問題は続いている。新型コロナ終息のために、今年も血漿提供を継続しようと考えている」と述べた。

会社員であるソン・ビョンギュ氏(44歳、男性)は、新型コロナの後遺症で重度の痛みに苦しんでいた。脱毛と頭痛、全身の震えもあった。特に足の筋肉の損失で膝と腰まで痛かったが、回復後すぐ血漿提供を行った。彼は「この1年、新型コロナですべての国民が大変だったと思う。新型コロナがどのように危険か身をもって知っているため、完治後の自分の血が地域や国だけでなく、世界に役立つ可能性があると考え、今も血漿提供を続けている」と血漿提供理由について説明した。
学生時代に新型インフルエンザに感染し、ウイルスの怖さや治療の必要性を感じたというシン・スンミ氏(26歳、女性)も6回の血漿提供を行った。シン氏は「新型コロナにかかった後、しばらくの間は心身共に弱体化した。しかし、血漿提供がワクチン開発に有用であると聞き、役立て流のであれば、できるかぎり多く参加しようという考えだった」とし「普段は気管支が良くないため、心配もあったが、医療スタッフや国のために血漿提供を継続して行うつもりだ」と強調した。

◆“コロナ終息に役立つならば継続的に献血 "
イ氏とソン氏とシン氏は、昨年2月にクラスターが発生した新天地イエス教証拠幕屋聖殿(以下、新天地)の信徒である。大邱地域で新型コロナの最初の感染者が出て1年となる現在も、彼らは血漿提供を続けている。

血漿提供をする理由について、彼らは「新型コロナ終息のため、そして頂いた恩を返すため」と口をそろえた。

イ氏は昨年2月24日に陽性判定を受けた後、治療センターに入所した。症状もほとんどなく、約一週間で退院したが、家族も共に陽性判定を受け非常に厳しい日々を送った。

彼は「鞍山高麗病院で個人的に血漿提供を行うことができるという事を知った。多くの医療スタッフの忍耐と犠牲で完治した。今からは恩を返す時と感じた。また私の血漿がコロナ終息に役立つなら、最善を尽くし助けたかった」と血漿提供の決意のきっかけを語った。
3回も血漿提供に参加したというソン氏は「世界が新型コロナで苦しんでいる状況の中で、私の血が人類のためになると思うと、本当に胸がいっぱいになる」と語った。

後遺症が続いているシン氏もやはり同じ気持ちだった。シン氏は「後遺症があったりするが、ひどくはないと思う。本当に助けが必要な人のためになりたかった。新型コロナ終息のため、また医療関係者の皆様が見せてくれた忍耐と愛を私も共に伝えたかった」と説明した。

しかし、彼らにとって血漿提供を継続するのは簡単なことではなかった。ソン氏は、一般市民が持つ新天地への誤解と偏見、そして誤った先入観のため、陽性判定後に新天地信徒であることが明らかになり、不当な扱いを受けたりもした。

◆新天地、団体・個人合わせ合計「3741人」血漿提供
新型コロナの治療のための血漿提供のほとんどは、新天地信徒たちによって行われている。防疫当局もこのため、複数回にわたって新天地側に対して感謝の立場を明らかにした。現在、提供された血漿は治療薬開発に使用され、また感染率が高く、世界的な懸念を生んでいる変異ウイルスの研究にも使用されている。

昨年、新天地大邱教会は血漿ドナーを募集し、計3回にわたり団体血漿提供を行った。 1・2・3次団体提供や個人提供を通じて計3741人血漿提供を完了している。

出所 : 천지일보(http://www.newscj.com)

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