汎アフリカ議会 ‘DPCW支持書’ 国連上程可能性高める

2021年 4月 16日(金曜日) 23:53

平和団体の天の文化・世界平和・光復(以下、HWPL)は第29回平和歴訪として2018年8月8日から18日まで、10泊11日間の日程でアフリカを訪れた。この歴訪で、55カ国が加盟するアフリカ連合の立法機関である汎アフリカ議会(PAP)は、イ・マンヒ代表に「戦争終息・世界平和宣言(DPCW)」の公式な支持書を渡した。 DPCWを国際法として制定するには国連加盟国の3分の2に相当する129カ国の支持が必要であり、そのためにアフリカ諸国の支持が非常に重要である。このような観点から汎アフリカの議会のDPCW支持書はDPCWの国連上程の可能性を高めたという点で意味が大きい。この歴訪中、アフリカのエスワティニとセーシェルの2カ国は、「DPCW 10条38項」を国家レベルで支持するなど、DPCWはアフリカ全域で高い支持を受けた。


[天地日報=ソンテボク記者] 「汎アフリカ議会(PAP)は、戦争終息・世界平和宣言文(DPCW)を支持します」、2018年8月9日、アフリカ55カ国の連合立法機関である汎アフリカ議会(Pan-African Parliament、以下、PAP)は戦争終息・世界平和宣言文(DPCW)10条38項に対する公式支持書を平和団体の天の文化・世界平和・光復(以下、HWPL)に送った。

この日、DPCW支持書は南アフリカ共和国ヨハネスブルグにある汎アフリカ議会(PAP)本部でンコド・ダン議長からHWPLイ・マンヒ代表に直接渡された。

PAPはアフリカ55カ国の連合機関であるアフリカ連合(African Union、AU)の立法機関で加盟国から各5人が選出されて活動する。 PAPで決定された内容は、アフリカ連合(AU)55の加盟国に同じ法的効力を発揮する。このため、PAPのDPCW支持はアフリカ55カ国の支持とも実質的に同じである。

PAPによるDPCW支持はHWPLが推進してきたDPCW国連上程の可能性を高めるという意味で大きな価値がある。DPCWが国際社会で正式な平和法案になるためには必ず国連総会で決議されなければならない。決議文に採用されるためには、国連総会の会議期間(毎年9〜12月)に国連総会に決議案として上程され、国連加盟国193カ国のうち3分の2以上、すなわち129カ国以上の同意を得なければならない。

国連などの国際機関では、大国・小国関係なく1国が1票の投票権を持つため、国際社会の主要な決議案の採択のため最初にロビー活動の対象となるのがまさにアフリカ諸国である。しかし、HWPLはただ平和運動の重要性を示すことによって、アフリカの55カ国の公式支持を受けたものである。これはHWPLとDPCWに対するアフリカ諸国の特別な期待と関心を表している。このような期待感はイ・マンヒ代表のアフリカの歴訪中はもちろん、その後も継続的に確認された。

アフリカの55カ国のDPCW支持は48カ国から成る欧州のDPCW支持に対しても肯定的に作用する可能性が大きい。歴史的背景により、イギリス連邦及び欧州諸国は心情的にアフリカに友好的だ。アフリカがDPCW支持を対外的に広報し、ヨーロッパにも同様に支持を求めた場合、欧州も支持する可能性が大きい。この場合、アフリカとヨーロッパを合わせ103カ国の支持を得ることができる。

ここでDPCWの支持を明らかにしてきた南太平洋沿岸諸国と中南米諸国まで合わせればDPCWの国連採択に必要な129カ国を満たすことになる。アフリカ、ヨーロッパ、中南米、アジア‧太平洋、中央アジア地域は、個々の国では国際社会での影響力が大きくないが、これを克服するために、大陸または地域が一丸となって主張する傾向がある。以上の理由から、アフリカの55カ国のDPCW支持はDPCW国連上程の起爆剤の役割を持つようになると期待される。

MOU締結とDPCW支持の発表に先立って行われた対談で、ンコド・ダンPAP議長は、「イ・マンヒ代表の平和のメッセージは、アフリカ55カ国に配信されるだろう」とし、「私たちは、アフリカの人々のためになる具体的な案を提示しなければならない。イ代表が、アフリカ国民のための答えを提示してくれると思う。これが我々が彼を招いた理由だ」とイ代表の招待の理由を明らかにした。


出所:天地日報 http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=848635


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