フィリピン・マギンダナオ州知事からの平和功労賞...「イ代表平和の歩み、世界のインスピレーション」

2021年 5月 18日(火曜日) 17:59

[天地日報=ガンスギョン記者] 2014年1月24日、フィリピンのミンダナオ島マギンダナオ州で、民間の平和協定が行われた。40年間紛争が繰り返され、当局のレベルで平和協定も結ばれたが、実質的な平和が定着しなかったこの地域に変化が起きた。
その主人公は平和団体の天の文化・世界平和・光復(以下、HWPL)イ・マンヒ代表だ。イ代表の仲裁で紛争の当事者間で平和協定が締結され、以降、ミンダナオでは平和定着のためにいくつかの試みが行われた。そして、イ代表が仲介した民間の平和協定とHWPL平和使節団がもたらす平和の文化を最も近くで体験したのは、協定締結の当事者であるミンダナオ・マギンダナオ州のエスマエル・マグダダトゥ州知事であった。

ミンダナオのイスラム自治区マギンダナオ州知事は平和協定の締結後、マギンダナオ州に平和を定着させるためにHWPLと手を取り、平和行事の企画と平和教育の実施を約束した。平和協定後は紛争を終息させようという雰囲気が住民の間で形成され、マグダダトゥ知事の努力はさらに追い風を受けた。

1年後、2015年5月25日マグダダトゥ州知事は、平和を実現できるよう仲裁してくれたイ代表に感謝の気持ちを伝えるため功労賞を準備した。製作された功労賞には、イ代表に敬意を表するマグダダトゥ州知事の心が込められている。

また、功労賞にはイ代表が2014年1月24日にどのような過程で仲裁を行なったかについても詳細に記録された。功労賞記録によると、この日、天の文化・世界の平和・光復イ・マンヒ代表の仲裁のもと、マギンダナオ州知事とフェルナンド・ファーラ前大司教の会談が行われ、マギンダナオの平和実現のため、2人の代表は平和協定を結んだ。

マグダダトゥ知事は「この出会いと平和協定を介して、マギンダナオ市民の心の中に平和の種が蒔かれた」とし、「過去40年の間で12万人の命を奪った、フィリピンミンダナオ島の宗教紛争は遂に終結し、平和の種は実を結ぶだろう」と話した。

彼はまた、「イ・マンヒ代表が伝える平和のメッセージは、世界の人々にインスピレーションを与え、平和への思いと認識に変化を与えた。そしてこの平和協定は私たちが心から願う“永遠の平和”が可能なだけでなく、実際に実現されている確かな証拠になるだろう」と強調した。


出典 : 天地日報(http://www.newscj.com)
http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=856602

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