「現実を旅する物語」が新ジャンルへ──体験型文学『桜サンバースト』、全国展開開始

2025年 7月 13日(日曜日) 22:38

“メタリアリティノベル”という新たな文学ジャンルの誕生

『桜サンバースト』は、現実と物語が双方向に影響しあう構造を持つ、新たな文学ジャンル「メタリアリティノベル」を提唱します。
このジャンルの根幹にあるのは、読者・作者・登場人物・現実社会の境界を解体し、それぞれが物語世界の共犯者となるという思想です。

物語の出来事が現実の旅によって現出し、現実の出会いや風景が逆に小説(初版ではない)の中へとフィードバックされる。
その連鎖は、単なる聖地巡礼や舞台探訪とは一線を画し、“体験が文学になる瞬間”を記録し続ける装置としての物語を成立させています。

本作では、物語が固定されたフィクションではなく、現実の行為や選択によって書き換えられていく可変的な文学空間となっており、読む者はいつの間にかその中に「登場」し、知らぬ間に物語の帰結へと関与する構造になっています。

■ 小説と連動する「現実の旅」

本作の物語には、詳細に明かされない“ある約束”が登場人物たちの行動の原点として存在します。作中の主人公はその約束に導かれながら、現実の日本を巡る旅に出ます。
この小説世界とリンクするかたちで、作家自身も一台の旅車「桜サンバースト号」で全国を巡航中。現地での出会いや風景が、次第に物語世界を拡張していく仕組みです。

■ 豊郷町から始まる“新神話”の創出

作者・浅居伯徳は、幼少期を豊郷町で過ごし、豊郷小学校を卒業。
大人になってから、旧制中学の設立者・古川鉄治郎がこの地に遺した「教育と文化への情熱」に深く感銘を受け、その精神を今の時代に継承しようと活動を始めました。

『桜サンバースト』は、その第一歩として、小説と現実を接続する物語を通じて、**“地方から始まる新たな神話”**の可能性を描いています。
文学を通じて再びこの町に“文化の火”を灯す試みは、行政や地域と結びついたまちおこしではなく、個人の想いから立ち上がる草の根の文化創造です。

「故郷から始まる物語」が、やがて全国を巡り、誰かの記憶や風景と交差する――そんな“記憶と連鎖する神話”の源流として、豊郷町は本作において大きな象徴性を持ちます。

■ 売上は「社会貢献」へ

『桜サンバースト』の初版売上は、印刷・配送料など最低限の経費を除き、すべてを寄付に充てる予定です。
対象は、小児医療の支援、子どもの福祉、地域文化の継承など、「未来へつながる社会貢献」を主眼とした分野です。

無名作家による一冊の小説が、物語を届けるだけでなく、誰かの人生やまちの未来を支える一助になる。
そんな**“文化と行動をつなぐ文学”**として、このプロジェクトは立ち上げられました。

■ 情報リンク(報道・紹介歓迎)

公式サイト:https://www.sakura-sunburst.com

YouTube:https://www.youtube.com/@asagiri-hak

登録者:asaitomo

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