Gmailアプリで自宅PCメールを処理!

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(2011年09月8日)   スマートフォンのメール環境について話を続けよう。 一般的な  アンドロイド スマートフォン スマートフォンには、メールを読み書きするためのアプリが2種類用意されている。ドコモなどの日本の通信事業者から販売されているスマートフォンでは、それに加えて、さらにもう1種類、計3種類のメールアプリがある。以下の通りだ。 (1)  android ケータイ 標準メールアプリ…インターネットメール、いわゆるパソコンメールの送受信ができる。機種によっては、これに代替する別のアプリが提供される場合もある (2)Gmailアプリ…グーグルのウェブメールサービス専用のメールアプリ (3)spモードメールアプリ(ドコモの場合)…キャリアメール、いわゆるケータイメールの送受信ができる 多くの人は、従来型の携帯電話で使っていたキャリアメールをいまさらやめるわけにはいかないと考えているだろう。それを読み書きするには(3)を使うしかない。 だがスマートフォンでは、会社や自宅のパソコンに設定しているアドレスでメールをやり取りすることもできる。そのやり取りを可能にするのが(1)のアプリだ。複数のメールアドレスを束ね、一元的に管理することもでき、その中にはGmailも含まれる。だから、ほとんどの場合、(1)と(3)を併用すれば用が足りる。 (2)はGmail専用で、特有の機能が使える点で便利だ。常用しているパソコンメールがGmailだけなら、迷わずこれを選べばいい。 ほとんどのビジネスマンは、仕事でパソコンメールを使っているはずだ。そのパソコンメールを自前のスマートフォンで読み書きできればどんなに便利かとも思うが、勤務先の情報部門が設定したセキュリティポリシーごとに、その可否が分かれる。万が一の機密漏洩や個人情報漏洩があっては大変だから、それは致し方ない。 しかし、個人が自分のために使っているパソコンメールは自由に扱える。いままでは、いちいちパソコンを開かなければ読み書きできないという理由で、自宅用のアドレスにきたメールをめったに見ない人もいたかもいれない。だが、(1)を使うことで自宅のパソコンあてのメールもスマートフォンで読み書きできる。いつでもどこでも、パソコンがなくてもパソコンメールが使えるのだ。 ただ、だからパソコンはもういらない、というわけにもいかない。長いメールはパソコンで書くのがいいし、メールで送られてきたウェブサイトのアドレスなどを参照する場合は、やっぱり大きな画面のパソコンが便利だ。 ところが、(1)でパソコンメールを読み書きすると、いままでパソコンで使ってきたメールソフトでの読み書きが不便になってしまう。スマートフォンでメールを受信してしまうと送信メールサーバーからそのメールが削除されてしまい、パソコンで受信できなくなってしまうからだ。 これでは、パソコンがただスマートフォンに変わっただけで問題は何も解決されない。パソコンとスマートフォンがきれいに連携できて、効率的にメールをやり取りできる方法を考える必要がある。