SCEがAndroid端末で動作する『PlayStation Suite』の開発は開始!

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2011-09-16   ソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)は、携帯ゲーム機『PlayStation Vita』や『PlayStation Certified』対応の  android ケータイ で共通してコンテンツを動作させる環境『PlayStation Suite(プレイステーションスイート)』を発表。ソフトウェア開発環境(SDK)を11月から開発者向けに提供することを明らかにしました。 『PlayStation Certified』に対応しているAndroid端末は、ソニーエリクソンのスマートフォン『Xperia PLAY』とソニーの  アンドロイド おすすめ 『Sony Tablet Sシリーズ』『Sony Tablet Pシリーズ』の合計3機種。これらと『PlayStation Vita』で動作するコンテンツが、同じSDKを用いて開発できるようになります。 SDKにはC#を採用。C#で書かれたプログラムを対応端末の仮想マシン上で動作させることにより、同じコンテンツを複数端末で動作可能にします。SDKにはゲームを含む幅広いコンテンツ開発のためのライブラリを搭載。コンテンツの種類に応じてSDKを使い分ける煩雑さを排除していくとのこと。SCEはゲーム開発者、パブリッシャーに広くアプローチしていく方針。SDKの詳細や入手方法は、後日SCEの特設サイトで案内される予定です。 SCEは10月下旬に『PlayStation Certified』対応端末に向けて初代『プレイステーション』タイトルを含むコンテンツ配信を開始予定。来春には同SDKで開発したコンテンツの配信を予定しています。『PlayStation Certified』対応端末は今後増やしていくそうなので、Androidスマートフォンやタブレットで幅広く『PlayStation Suite』コンテンツが楽しめるようになるのかも? 今後に注目したいと思います。   Windows 8搭載タブレット試作機で開発者にアピールするMicrosoft 米Microsoftは9月13日、年次開発者会議「BUILD」において、次期OS「Windows 8」(コードネーム)のプレビュー版を搭載する韓国Samsung製のタブレット型試作機5000台を配布した。この新OSへの関心を喚起することが狙いだ。 IntelのCore i5プロセッサを搭載するこの試作機は、Microsoftの社外の人間にとってはWindows 8に触れてみる初めての機会となる。Windows 8はタッチスクリーンやタブレット端末向けの機能を各種搭載するのが特徴。Microsoftはこの新OSにより、一般ユーザーがAppleのiPadへと流れていくのを食い止めたい考えだ。 世界のPCの90%以上は依然としてMicrosoftのOSで稼働しているが、開発者の関心を高め、ユーザーに支持されるアプリケーションを何千と開発してもらうためには、Microsoftにはこの新OSが必要なのだ。 それに加えてMicrosoftはITに精通したより若い世代のユーザーを引き付け、同社の牙城である企業向け市場にAppleの端末が進出するのを食い止めなければならない、とアナリストは言う。 「今の若者はMicrosoftのロゴよりもAppleのロゴを目にする機会が多い。今後も従来のような影響力を維持したいのであれば、Microsoftはそうした状況を変える必要がある」とこの開発者会議に参加中の調査会社Gartnerのアナリスト、マイケルシルバー氏は指摘する。 「Appleはまず一般ユーザーの支持を取り付け、そうしたユーザーに、家庭で使っている端末をビジネスの場にも持ち込ませるという方法によって成功している。Microsoftにもそうした戦略が重要となる」とさらに同氏。 タブレット端末メーカー各社はWindows 8を搭載した製品の販売を早ければ2012年半ばにもスタートさせる見通し。 MicrosoftはGoogleのAndroidやAppleに向かってしまったアプリ開発者らの気持ちを呼び戻したいとも願っている。 動作は高速で滑らか Windows 8は数秒で起動する。スタート画面にはカラフルなタイル状のアイコンが並び、ユーザーはFacebookやテキストメッセージ、ニュースフィードなどのアプリケーションに直接進めるようになっている。ただしアナリストによると、新OSはビジネスユーザーにはそれほど支持されそうにないという。多くの企業は依然として2009年にリリースされたWindows 7への移行に取り組んでいる段階だからだ。 MicrosoftはWindows 7をリリースしてから2年間でWindows 7ライセンスを4億5000万本販売したが、この最新版を使用しているユーザーは依然、世界のWindowsユーザー全体の3分の1にも達しておらず、多くのユーザーはそれより前のバージョンを使い続けている。 Windows 8はMicrosoftのOSとしては初めて、ARMが設計した低消費電力プロセッサに対応する。ARMの低消費電力プロセッサはモバイル端末では標準となっている。 Windows部門の責任者であるスティーブン?シノフスキー氏によると、PCやタブレット端末、スマートフォンの最近の使われ方を反映し、Windows 8は同社のOSとしては初めてアプリケーションに重点を置いたものになるという。実際、Windows 8ではオンラインアプリストアの開設が予定されている。 また同氏によると、Windows 8を搭載するタブレット端末はプリンタやカメラなどの端末と簡単に接続でき、PCは通常のマウスやキーボードのコマンドを使って操作できるという。 シノフスキー氏は今回配布した無料のタブレット型試作機について「iPadではない」と述べ、まだ開発段階のマシンであり、店頭に並ぶことはないという点を強調している。この試作機向けには、夏の間にMicrosoftが社内で開発した約30種類のアプリケーションが用意されている。 アナリストによると、Microsoftは2012年の新学期シーズンに合わせて来年7月あたりにはWindows 8端末を店頭に並べたい考えであり、それが無理でも、遅くとも年末商戦期までには発売したい考えという。Windows 8のリリーススケジュールについて、Microsoftはまだ正式な発表は行っていない。