タブレットはタッチ型リズムゲームが人気

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2011-09-19 スマートフォンや  タブレットpc 価格向けゲームが集まる「モバイル&ソーシャルゲームコーナー」では、iPadやiPhone、Android端末向けゲームを展示。その中でも、アーケードで人気のリズムゲーム「REFLEC BEAT」と「jubeat plus」が人気を集Aめていた。 iPadや  アンドロイド 3.0タブレットPC 端末は、大画面かつ処理性能が高い。このため、家庭用ゲーム機でお馴染みのタイトルが同等のクオリティで移植されることが多い。「Smartphone Special Area」では桃太郎電鉄 JAPAN+(ハドソン)や「428 ~封鎖された渋谷で~」(チュンソフト)といった人気タイトルが展示されている。 9月16日にKONAMIからiPad版の開発が発売された対戦型リズムアクションゲーム「REFLEC BEAT plus」とリズムゲーム「jubeat plus」の試遊台には長蛇の列ができていた。これらはアーケード発のタッチパネル操作を前提としたゲームだけに、iPadとの相性は抜群。家庭用を期待していた音ゲーマーは要チェックだ。 モバイル&ソーシャルゲームコーナー ブースレポート 今年の東京ゲームショウにおいて、モバイルゲームの出展は昨年から大きく様変わりした。代替わりの早い携帯電話業界だけに毎年変化は見られるのだが、今年はグリーが巨大なブースを構えたことに加え、ソニー?エリクソンが新型スマートフォン「Xperia PLAY」の発表の場としたことで、大いに盛り上がっている。ここ数年はキャリアの出展が次々となくなり、縮小の一途だっただけに、今年は大きな変換点を迎えたといえる。 そしてその原動力となったのが、スマートフォン市場の加速だ。フィーチャーフォンが主流だった頃のモバイルゲームは、コンシューマーゲームのユーザーからは「携帯ゲーム機でやればいいじゃないか」と言って切り捨てられる存在だったが、スマートフォンが登場してからは状況が一変した。スマートフォンをゲームハードとまで言わないにしても、これで遊んでもいいかと思う人はかなり増えたと感じている。 そういう空気を出展社側も感じてか、今年のモバイルゲーム関連の出展は、ほぼ全てがスマートフォンないしタブレット端末という状態になっていた。グリーのブース、およびGames for Smartphone & tabletコーナーについては既にお伝えしているので、ここではその他のモバイルゲーム出展ブースの内容をお伝えする。 ■ アールフォース?エンターテインメント モバイルゲームの出展社で、グリーを除いて今回最も大きなブースを出展した株式会社アールフォースエンターテインメント。自社ブース内にステージを設けてイベントを行なうなど、かなり力を入れてきている。 出展タイトルには、スマートフォンおよびタブレット向けの2本の新作を用意。1つ目はGREEで展開予定のiOS/Android用ソーシャルゲームアプリ「ボクらのCaveTown(ケイブタウン)」。洞窟を掘り進めて資源を得て、街を発展させていくというゲーム。ネイティブアプリとして作られており、リッチなグラフィックスと快適な操作性が特徴。ダンジョンで掘りたい場所をタッチして妖精に掘らせるといった操作も盛り込まれている。 掘り進めたダンジョンは、他のプレーヤーにも公開できる。ダンジョンには宝箱が現われることがあり、他のプレーヤーのダンジョンに挑戦して宝箱を持ち帰るといったソーシャル性を考えているという。サービス開始は今冬の予定。 もう1タイトルは、Mobageで展開予定のiOS/Android用ソーシャルRPG「ロストキングダム」。祖国を奪われた主人公が兵士を率いて戦い、国の奪還を目指すという物語が展開される。ミッションを受けてクリアすればカードが獲得できるというスタイルのソーシャルゲームを、Mobage SDKを使ってリッチなグラフィックスを乗せたネイティブアプリとして開発されている。 ミッションは基本的にワンタッチで進められるが、戦闘の様子がグラフィカルに表示される。また時々タイミングよくボタンを押すとボーナスが得られたり、ボス戦で敵の攻撃をタッチして打ち消したりといったインタラクティブ性も取り入れている。こちらも配信は今冬の予定。 ■ ワンナップゲームズ ワンナップゲームズ株式会社は、ファミコン風のゲームを携帯端末でプレイできる「チョイスゴコンピュータ」を展開しているモバイルゲームメーカー。フィーチャーフォン向けに展開していたものを、現在は「チョイスゴコンピュータ Touch」としてスマートフォンにも広げており、今回は9月14日に配信を開始したばかりのAndroid版を出展した。 Android版には、先行しているiPhone版には未収録のアドベンチャーゲーム「肥後連環殺人 迷宮のブロードウェイ」を収録。イラストレーターの荒井清和氏を起用し、ビジュアル面でもファミコン時代のゲームを強く感じさせている。ゲームは画面上のバーチャルパッドとボタンで操作。「画面のどこを調べますか?」といったターゲット選択時にも、その場所をタッチさせてくれるようなことはなく、あくまでバーチャルパッドで操作する。ある種の不親切さも含めて、ファミコンっぽさを感じさせるこだわりを貫いている。 他のゲームはカートリッジとして追加販売される(ゲーム内でカートリッジを選んで抜き差しするアクションも用意)。新たなゲームが追加されるとアプリのアップデート通知が届くためわかりやすい。現在は4タイトルを配信中だが、今月中にさらに数タイトルを追加し、その後も100タイトルを目指してラインナップを拡充したいとしている。基本アプリは無料で、追加のゲームは1本300円程度で販売される。 ■ ワーカービー 株式会社ワーカービーは、先日配信を開始したAndroid用シューティング「R-TYPE」を出展。こちらはゲームの試遊に加え、バッファローコクヨサプライから発売予定のBluetoothゲームコントローラー「Zeemote」を使ったプレイも体験できた。 片手で操作する独特なコントローラーで、親指でジョイスティック、人差し指でボタンを押す。タッチパネルの操作ではなかなか難しい繊細な操作も、これを使えばかなり改善されそうだ。ただし元々の難易度が高いシューティングゲームだけに、簡単にクリアできるわけではない。なおコントローラーの対応はアプリごとに個別で行なう必要があるため、全てのAndroidゲームに対応しているわけではない。 続いては株式会社アジェンダ。Android向けに開発中の2タイトルを出展した。1つはアクションゲーム「HooperLooper」。空を飛ぶペンギンを端末を回転させて操り、チューブ状のコースにあるリングを拾いながらゴールを目指す。端末を前に傾けると加速し、すばやくリングを拾い続けることで高得点が獲得できる。もう1タイトルはパズルゲーム「BlockRush!!」こちらは画面上のボールを指で弾いて動かし、次々と現われるブロックを壊していくというゲーム。ステージには時間制限があり、素早くブロックを壊してハイスコアを目指すゲームになっている。 次は株式会社スマイルブーム。ニンテンドーDSi上でBASICプログラミングができるDSiウェア「プチコン」を出展。こちらは既に発売中のものだが、来場者へのプレゼントとして、DSiにかぶせると見た目がマイコン風になるペーパークラフトを配布していた。また同社社長の小林貴樹氏に話を聞いたところ、「プチコン」に新機能を追加した新バージョンのリリースが決定しているという。その内容はまだ秘密だが、寄せられている要望に応えたものになるということだ。 株式会社ハートビットデジタルは、フィーチャーフォン版Mobage向けソーシャルゲーム「イケメン執事パラダイス」の映像を出展。お嬢様となったプレーヤーが執事を雇い、その執事の応援を受けて、他のプレーヤーと舞踏会の場で評価を争う。本作のポイントは、総勢40人もの執事が登場するというところ。ゲーム上ではお嬢様同士が争い、外ではお互いのお気に入り執事を自慢しあうというソーシャルゲームだ。基本プレイ無料で、9月下旬より配信予定。