Androidアプリを他機へ可搬化

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2011-10-08 今日(米国時間10/6)、Myriad GroupがAlien Dalvik 2.0のロンチを発表した。GoogleのAndroidオペレーティングシステムが搭載しているDalvik仮想マシン(Virtual Machine, VM)の、ポートだ。これをテレビ、eブック、  タブレットpc 価格などAndroid機ではない製品が載せることにより、それらの上でAndroidのアプリケーションを動かせるようになる(たとえばAppleのiPadの上で)。 同社によれば、この仮想マシンのデモを、来週サンディエゴで行われるCTIA Enterprise & Applications 2011カンファレンスで行う。 Myriadによれば、Alien Dalvik 2.0の上で、アンドロイド アプリケーションの標準パッケージ形式であるAPKファイル(のほとんど)が、そのまま動く。つまり、Androidをメインのターゲットとしているデベロッパは、自分のアプリの別デバイス版などを書かなくてもよい、ということだ。 ただし実際には、AppleのiOS製品上では、Androidアプリケーションはおろか、そもそも仮想マシンそのものがアプリとして不許可になるかもしれない。アプリの少ないRIMは、関心を示すかもしれないが。 しかしiOS云々よりももっと本質的なことは、Dalvik 2.0はいろんなもの…eリーダー、テレビ、セットトップボックス、車載システム、航空機機内システムなど…に搭載できることだ。それによって、アプリケーションだけではなく、録画されたテレビ番組、オンデマンドの映画など、コンテンツの可搬性も増す。 また、Androidアプリの配布先を拡大したいと考えているOEMたちも、この仮想マシンが重宝するだろう。今年の2月には、MeeGoにも対応した。Myriadは、さまざまな組み込み系もねらっている。 ただし、iOSバージョンのAlien Dalvik 2.0が動くためには、ジェイルブレークが必須の条件になるかもしれないな。 下げが目立つ。アナリストサイドから、投資判断?目標株価引き下げが相次いだ。米系証券が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価は2180円から1250円に引き下げ。また、野村証券も投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げた。米系証券では、「トップブランドとしての復活を信じて中立を維持してきたが、ユーロ安に弱い体質に構造改革の遅れも響く」とした上で、「残念ながら非エレキ中心のバリュエーションを強く意識せざるを得ず、投資判断を引下げざるを得ない」としている。野村証券では、円高をはじめマクロ環境の悪化が想定以上であることを挙げ、「固定費削減が不可欠となろうが、その道筋は容易ではない」としている。また、「過去半年でスマートフォン、タブレットPC、PSVita、CMOSというように製品展開を加速させたが、当面はやや息切れ」としている。 連結会計?経営業務支援システムのディーバの子会社であるインターネットディスクロージャーは2011年10月6日、国内の全上場会社の財務データを英文化し収録開示する、無料 Web サービス「KaijiNet/JapanExpress」ベータ版運用を開始した、と発表した。 国内上場企業に対して作成が義務付けられた XBRL データを利用し、世界に向けて日本企業の英文財務情報を発信するもの。国内上場企業は、サービス内の有料 IR スペースの利用もできる。 すべて英文コンテンツで、会社基本情報、決算短信(四半期をふくむ)のサマリ情報、財務諸表、主要な財務数値のチャート4表を公開し、会社検索、業種検索などの簡易検索/閲覧機能は無償。 また有償で、比較分析、Excelダウンロード機能の提供、自社英文 HP へのリンク設定など国内企業への IR スペース提供を予定している。なお、スマートフォン、タブレットに搭載のブラウザで利用できる