サムスンは好調な市場は見通し

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[ソウル7日ロイター] 韓国のサムスン電子は7日、第3?四半期の営業利益が4兆2000億ウォン(35億ドル)となるとの見通しを示した。市場予想を上回り、好調なスマートフォン(多機能携帯電話)部門が同社の利益をけん引する事業になりつつあることが示された。 第3?四半期の営業利益はトムソン?ロイター?エスティメーツがまとめたアナリストのコンセンサス予想3兆4000億ウォンを上回った。前年同期を14%下回るが、前期を12%上回る水準。最も強気な市場予想である3兆9500億ウォンも上回った。 サムスン電子は、第3?四半期の売上高については41兆ウォンになるとの見通しを示した。市場予想は41兆9000億ウォンだった。サムスン電子のスマートフォンとandroid タブレット 7インチ 「ギャラクシー」シリーズは、来週発売される米アップルの新型アイフォーンとの競争に直面することから、投資家は重要な年末商戦期にサムスンが通信事業の力強い伸びを維持できるかどうかに注目している。 INGインベストメント?マネジメントのファンドマネジャー、Park Jong-min氏は「サムスンの見通しは予想をはるかに上回っている。スマートフォンや他のハイエンド携帯電話機の出荷が拡大しており、同社の通信事業は非常に好調とみられる」と指摘した。 サムスン電子の通信部門の利益は、半導体部門を上回ると予想されている。 一方、チップとフラットスクリーン事業は、世界経済が減速するなか、消費者がテレビやコンピューターを買い控えていることからアンダーパフォームしており、主要部品の価格下落が引き続き懸念材料となっている。 アナリストは、第3?四半期に携帯電話機販売からの利益が過去最高となり、 zenithink の販売台数でサムスン電子が米アップルを抜き、世界首位につくとみている。 Trend Microは、GoogleのAndroid搭載端末を狙ったマルウェアが、ブログサイトをコマンド&コントロール(C&C)サーバとして使っているのを発見したと伝えた。 それによると、問題のマルウェアは中国のサードパーティーのアプリケーションストアで、電子書籍リーダーとして提供されていた。インストールの過程でメールやネットワーク通信、個人情報、通話記録など多数の項目についてアクセス許可を求められ、許可してしまうとインターネットへのアクセスや通話、メールの送受信、コンテンツの書き換えなどに利用される恐れがあるという。 同社が調べた結果、このマルウェアに命令を出すC&Cサーバは2種類あることが判明。このうち1つは通常のWebサイトで、もう1つはコンテンツを暗号化したブログサイトだったという。こうした手口を使うAndroidマルウェアが見つかったのは初めてだとしている。 さらにブログの内容を調べたところ、暗号化された6件の投稿に、バックアップ用のC&CサーバのURLが含まれていることが分かった。また、このブログには7月23日から9月26日にかけて18件のバイナリもアップロードされており、新しいバージョンではユーザーをだまして更新版をダウンロードさせるための通知を出す機能などが加わっていたという。