タブレットやスマートフォンでも「触れずに操作」?!

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村田製作所は、機器に触れずに指を動かすだけで操作を可能とするモーションセンサーをCEATEC JAPAN 2011で出展している。そのセンサーは「光インタフェース」と「表面実装型超音波センサー」の2種類が展示されている。 光インタフェースは、センサーから赤外線を発してから、手や顔などで反射して返ってくる赤外線を検知するまでの時間差によって、手や顔などの座標を特定する仕組みだ。スマートフォンや tegra 250の近くで指を動かすだけで、ページめくりや画面サイズ調整などの操作ができる。モーションセンサーであると同時に、端末と他の物体との距離や周囲の明るさを検知するセンサーの機能も持っており、1つのセンサーで複数のデータを取れるのも大きな特徴だ。 センサーからの高さも判別できるため、手を近づけたり遠ざけるという動作で操作を行える。ブースではセンサーを用いたデモが行われており、光インタフェースの体験ができる。液晶一体型PCでも手の動きで操作ができるようなモデルがあるが(例:富士通の「ジェスチャーコントロール」)、それとは全く違う仕組みとなっている。 「液晶一体型PCなどで手の動きに合わせて操作ができるのは、搭載されているカメラの画像認識によるものです。光インタフェースは赤外線を使うので出力や検知範囲が狭いですが、センサーのサイズが小さくて済むので、小さな端末にも搭載できる。画像認識との住み分けはできると思います」(説明員) 表面実装型超音波センサーは、指の座標を超音波で計測する。光インタフェースと同じように超音波を障害物に当て、その反射波を検知して距離を算出するというものだ。本体サイズは4(幅)×4(奥行き)×1.1(高さ)ミリで、100センチまでの距離ならば物体を検知できるとしている。ブースではセンサーの展示のみでデモは行われない。 CEATEC JAPAN 2011の加賀ハイテックブースでは、同社の新製品を展示している。Android 2.3搭載のタブレット「MeoPad」、Android 2.2を搭載したセットトップボックス「MeoGate」、SDカードやUSB内のデータを再生するメディアプレーヤー「MeoSlot」、そして小型メディアサーバの「MeoBank」などが展示されている。 説明員によれば、この4製品の中で「MeoBank」に興味を示す来場者が多く、新製品の利用シーンを一緒に考えてくれる熱心な来場者もいるとのことだ。 MeoBankは、200Gバイトの1.8インチHDDを搭載するメディアサーバー。本体サイズが約78.4(幅)×18.7(奥行き)×115.7(高さ)ミリで、重量は約210グラムと小型で軽いことが特徴だ。IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANを備え、DLNA対応NASとして使用できる(DTCP-IPには非対応)。 バッテリー動作時間も4時間(連続アクセス時)とモバイル用途でも使えるとしているが、加賀ハイテックのスタッフは「興味を示した来場者の方から、逆に使い方を提案されるんですよ」と話す。同社はこの製品を家庭内のNASとして使う、持ち歩いてスマートデバイスで動画や音楽コンテンツを楽しむ、といったシーンを想定していたが「イベントで使いたい」と提案する人が多いのだという。 キングソフトは2011年10月7日、KINGSOFT Office や Microsoft Office などで作成した PC 向けのオフィス文書を mid070s5 で編集/閲覧/新規作成できるアプリ「KINGSOFT Office for Android 2.0」の販売を開始した。 KINGSOFT Office for Android 2.0 は、PC で作成したワード/エクセル/パワーポイントのデータを、Android 端末上で閲覧/編集/保存できるアプリ。Andoroid の画面でも使いやすいインターフェイスを実現し、データの新規作成をはじめ、グラフデータの修正や文字の装飾なども、PC を使わず Android 端末だけで行えるのが特徴。 修正や新規作成したデータは、Android 端末内へ別名/上書き保存できるほか、メールに添付して送信したり、2GB(最大10GB)まで無料で利用できるオンラインストレージサービス「KDrive」に保存することもできる。 KINGSOFT Office for Android(パッケージ版)は、全国の家電量販店において販売価格2,980円(税込)で、KINGSOFT Office for Android は、キングソフト公式オンラインショップにおいて同額で提供。携帯電話販売店では10月14日(金)より販売する。対応 OS は、Android 2.1/2.2/2.3/3.0/3.1。 同アプリはAndroid マーケットにおいても公開され、オフィス文書の編集機能などを搭載したフルバージョンを、7日間無料で利用できる。試用期間後、フルバージョンを継続して利用するには、キングソフト公式オンラインショップ、または、量販店で KINGSOFT Office for Android を購入後、シリアル番号の入力が必要。