有名ブランドレディス服は出品!

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出品するのは、県内のアパレルメーカーなどの新作レディス服。有名ブランドに実力を認められてODM(相手先ブランド名での設計?製造)契約をするメーカーなど、日頃は消費者と直接、顔を合わせない企業がこの日だけは1着から注文に応える。 ショーは、金沢の最新ファッションとクラフトを発信する「おしゃれメッセ2011」の一環。金沢ファッションウィーク実行委員会と金沢市が主催する。 昨年までは、県内のアパレルメーカーが全国から集まる大手企業のバイヤーに自社製品を売り込む場だったが、観客から「買いたい」との声が寄せられたことから要望に応えた。事務局を担当する繊維リソース石川によると、「東京ガールズコレクションなど、ショップが運営するファッションショーは観客が作品を購入できるが、アパレルメーカーのショーでは初めて」という。 出展するのは、大手ブランドとODM契約を結ぶ「カメダ」(白山市)と「アトリエヨシダ」(同)、「メード?イン?北陸」の素材にこだわった洋服を手づくりする「ヒロ」(金沢市西念3)、自社ブランドも持つ卸売業の「小川商事」(同問屋町1)、企業の制服を扱う「ヤギコーポレーション」(同町2)、本業はゴムひもなど繊維資材の製造販売で、アパレルにも進出した「気谷」(かほく市)、世界一軽く薄い衣料用織物「天女の羽衣」を開発した織物製造の「天池合繊」(七尾市)の県内7社と、創業者が白山市出身で、石川の企業が製造した生地を使うスポーツウエア製造販売の「デサント」(大阪市)。 ステージでは、「世界NO.1をお手元に」をテーマに、ブラウスやスカート、服 男性 、ストール、制服など各企業の新作104点が発表される。販売対象となるのは、このうち51点。中には、「天女の羽衣」を使ったパーティードレス(29万4,000円~42万円)も。 来場者にはあらかじめ出展商品の素材やサイズ、カラーバリエーション、価格を記した写真入りのリストを配り、ショー終了後、注文を受け付ける。価格はおおむね1万2,000円からだが、一部、数千円のニットやスカートも出品される。ほとんどの商品は注文を受けてから製造するため、1カ月~2カ月後に納品の予定。 モデルを務めるのは、昨年、開催された「全国新人モデルオーディションin金沢」でグランプリに輝いたプロ野球「横浜ベイスターズ」の尾花高夫監督の次女、貴絵さんら。 事務局を務める「繊維リソースいしかわ」の浅井紀三夫さんは「バイヤーを通していないので、いい品物を市販品よりも多少、安く買えるのでは。ぜひ来場を」と呼び掛けている。 デニム製ジーンズ集結 岡山市にアンテナショップ 県内ブランドのデニム製品を集めた期間限定のトップスアンテナショップ「show ROOMZ(ショウルームス)」が、岡山市北区問屋町に開設されている。 岡山のデニムの魅力を知ってもらおうと県が企画、岡山、倉敷、井原市の12社14ブランドが出店した。「倉敷ファッションセンター」(倉敷市)が運営。 店舗内には、ジーンズを中心にトップスや小物まで約1千点が並び、気軽に試着してもらおうとフィッティングルームは中央に配置。客には好きなジーンズに関するアンケートを行い、結果は出店した企業に伝えられるという。 店長の甲谷美奈子さん(27)は「県産ジーンズが一堂に集まることは今までになかった。ぜひお気に入りの1本を見つけてほしい」と話していた。 来月7日までで、期間中は無休。午前11時から。