iPhoneデコケースはこうして作ります
いままで"デコ"とは無縁な生活を送ってきた当方30ウン歳の男。平日昼間からさすがにデコする人も少ない、何人かはいるが……。これではiPhone女子部の部屋に閑古鳥が鳴く。日ごろから付き合いのある彼女たち。ここは私が一肌脱ごう。賑わい感を少しでも(いつの間にかかなり賑わっていたのですが……)。
というわけで、変な言い訳をしておりますが、やってみたのです。"デコ"ケース作りを。今回使用したのは、基本はiPhone女子部さんが販売している「デザインデコキット」。おフランス生まれのデコパッチという薄い紙を使いつつ、いろいろなパーツをモリモリしていくのです。iPhoneケース展には約100点に上る作品が展示され、その多くが会場内にて販売されていました。販売といってもどれも“世界に1つしかないオリジナル作品”なので、購入すると作品に「売約済み」の文字が貼られ、展示会が終わった後に購入者へ渡されるようになっています。作品の趣向も様々で、ユニークなぬいぐるみタイプのものから実用的なガジェット風のもの、さらには、壁掛け式のオブジェ風のものまでありました。既存のクリアケースにデザインを施したものも多かったですが、型取りから行っている手の込んだ作品も見受けられました。今回作らせて頂いたケースも実際に店舗で販売しているもので、店頭価格では本来5,880円のものが、今回は特別に2,000円の参加費用のみで製作・持ち帰りが出来るようになっていました。参加は1回につき10名まで。定員数が少なかった事もあり、開始時間頃になるとお客が殺到。革ケースの人気ぶりが伺えました。それでは製作の様子など。さすがに全ての製作工程を行うには時間もなく、また高い技術が必要となる為、実際に行ったのは最後の仕上げである縫製のみ。とは言え、初めての事に筆者も含め参加者の皆さんは四苦八苦。縫い方も少々特殊で、1本の糸の両端に針を2本繋げ、交互に縫い上げていくというもの。これがあの頑丈な革製品の秘密だったのですね。