日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は１８日、ロンドン五輪日本選手団の主将に陸上男子やり投げの村上幸史（スズキ浜松ＡＣ）、旗手にレスリング女子の吉田沙保里（ＡＬＳＯＫ）を決めたと発表した。
ともに初の大役。ロンドン五輪は日本が五輪に初参加して１００周年となる。２００９年世界選手権銅メダリストの村上は１０年広州アジア大会でも主将を務めた。
フリー５５キロ級で稲葉が２連覇
レスリングの全日本選抜選手権最終日は１７日、東京・代々木第二体育館で男女計９階級を行い、男子フリースタイル５５キロ級は２０１０年世界選手権銅メダルの稲葉泰弘（警視庁）が２連覇した。フリー８４キロ級では昨年の世界選手権代表の松本真也（警視庁）が２年連続４度目の優勝。女子は世界選手権（９月・カナダ）代表選考会を兼ねた５１キロ級で川井梨紗子（愛知・至学館高）が初優勝し、３７歳の山本美憂（白寿生科学研究所）は準々決勝で川井に敗れた。スニーカー ランニング４８キロ級は登坂絵莉（至学館大）が初制覇。男女のロンドン五輪代表は出場していない。
男子フリー５５キロ級の稲葉は３試合で１ピリオドも落とさず、世界選手権銅メダリストの貫禄を見せた。ロンドン五輪代表を逃し「まだ気持ちの切り替えがうまくできていないけど、いいスタートを切れた」と納得の表情だった。
初戦の準々決勝、準決勝で大学生の挑戦を退け、決勝では１ポイントも与えなかった。最優秀選手に輝いた２６歳のレスラーは、４年後のリオデジャネイロ五輪を目指すかどうかは「まだ見えない。１試合１試合積み重ねていきたい」と話した。
中村 目指せリオ五輪！今季最高の６位スタート
体操の五輪強化選手にも選ばれた中村香織（２５＝フリー）が首位と３打差の好スタートを切った。５バーディー、２ボギーの６９で１１位発進。４歳から始めた器械体操ではケガで五輪への道を断念したが、ゴルフでの五輪出場を新たな夢に据えて上位進出を狙う。今季初優勝を狙う不動裕理（３５＝フリー）がノーボギーの６６で首位に立った。
五輪の季節が近づくにつれ、徐々に調子が上がってきた。中村は今季最高の６位に入った２週前の試合から、アイアンのシャフトを変更。「距離感が安定して、思い通りの距離が打てるようになってきた」と納得の表情だ。
小学生の頃は五輪出場が夢、いや目標だった。０８年北京五輪男子団体銀メダルの中瀬卓也と同じ滋賀県の「栗東体育館」で体操に明け暮れ、小学校高学年でジュニア強化指定選手にも選ばれた。だが「練習のしすぎで骨の角が全部削れてしまって」と腰のケガで引退。それから父・博さん（７２）の勧めを受けて始めたゴルフだったが、４年後のリオ五輪では正式競技に復活することになった。「私がゴルフで出られたら凄いですよね。そのためにももっと練習しないと」。目指すのはツアー初優勝。それが中村と五輪の懸け橋になる。
【第１Ｒ成績】。ニューバランス 996記事提供：http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/06/18/kiji/K20120618003494361.html
仕上げnew balance 576による記事
