防振フロアーシステム/JR上野駅の仮眠室で、鉄道・列車の振動・騒音低減に採用された防振材

2011年 1月 17日(月曜日) 22:49

アコス工業の防振システムフロアーAVS-Lは、球形防振ゴムを使用し、固有振動数を任意に設定できる上部機械の変位や、搭載荷重の変動によって、防振性能が低下しないような特殊システムを採用した立体駐車場の防振システムを、マンション・ホテルなどの床の防振材に改良したシステムフロアーです。また、機械防振にも使用可能です。変位量が大きい防振材やスプリングのようにいつまでも揺れがとまらない防振材では、機械の故障にもなりかねません。JR上野駅内の宿泊施設に列車振動・騒音低減のために、採用された防振フロアーシステムです。

■ 「アコス防振フロアーシステム AVS-L」は、当社開発の立体駐車場などの機械防振に使用され好評を得ている「アコス防振システム AVS-1」の特殊技術を活かし、集合住宅等の高層建築における床衝撃音対策やスタジオ、音楽練習室等の防振防音対策に開発されたものです。

■ 高層建築では、高さ制限やコスト等より1フロアーの階高をできるだけ低くしながらも、居住性から室内の天井高をできるだけ高くしたいと設計者は考えています。そのため天井はコンクリートに直接クロスを貼り、床には直接フローリングやカーペットを敷いて仕上げる工法が多くなっているのですが、この工法により当然音響性能が低下するため、苦情も多くなっています。また床に配管等がある場合に簡単な従来のユニットフロアなどを使用するとコンクリートに直接フローリングやカーペットを敷いた場合よりかえって悪影響を及ぼし、音響性能が低下する場合があります。

■ 従来のこのような問題に対し、AVS-Lは、コンクリートスラブと同等以上の音響性能を確保でき、床の高さ(床構成材の厚み)も120㎜程度で済みます。

■ 従来の防振ユニットフロアーは、防振ゴムの硬度が高く防振性能が良くなかったり、性能を上げるために硬度の低いゴムを使用したため歩行時に違和感があったり、家具などが傾いたりぐらぐらしたりするなど問題が非常に多いものでした。また、床衝撃音対策としてだけのもので、外部からの騒音や機械振動、列車等の振動対策には、対応できませんでした。しかし「アコス防振フロアーシステム AVS-L」は、このような問題をなくし、外部からの振動、騒音対策にも有効な防振浮床を構成でき、快適な居住空間を実現できる防振フロアーシステムです。特にスタジオや音楽練習室・ピアノ室・カラオケ室などの高い性能を必要とする浮床には最適です。

http://www.acouskk.co.jp/interior/avsls.htm

登録者:acouskk

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